ノーやん日記パート2

読書冬に入る

 晴れ。午前中、「日本の戦争Ⅲ天皇と戦争責任」を読み終わる。第7章で、昭和天皇の戦争責任論を実証的に締め括る。憲法(大日本帝国憲法)上も実態上も“一億総懺悔”“天皇に戦争責任なし”論が成り立たないことを説く。日本占領連合軍最高司令官マッカーサーと軍事秘書フェラーズ准将の天皇利用、東京裁判の「天皇免責」シナリオ(「東条に全責任を負担せしめる」)づくりがリアルに示される。昭和天皇はけっして平和主義者ではなかった。日本軍の数々の暴虐な振る舞いをやめさせず、原爆投下には仕方なしという姿勢だった。

 午後から、戦争文学評論とでもいうべき「時代を生きる作家と文学」(牛久保建男著)をよみはじめる。石川達三、火野葦平、小田実、池澤夏樹らの作品が取り上げられる。従軍すると人はどういう心理状態に変わるか、など興味深い。この本しっかり読みたい。

 いつの間にか読書の秋は立冬をすぎ初冬。お昼はたぬき蕎麦。娘から今週末、紅葉の有馬温泉が格安で取れたので来れないかと電話あり。「他用あり不可」と返信。有難く骨休みしたいところだが…。声かけに感謝感謝。お昼はたぬき蕎麦。

 ぼくは日本を愛し故郷を愛する人間だが、故郷は?と自問してみると猿投村であり堀切村であり名古屋であり岡崎であり、吹田、豊中でもある。思い出の残るところ全部故郷に見える。まるで寅さんのように。風羅坊ノーやん。

 追記:ネットを見たら安倍首相主催の「桜を見る会」は来年度中止するという。官房長官が発表した。山口の首相後援者の人たちは残念やろな。けど政権の参謀はまずいなと思ったんやろな。首相が「すんませんでした。責任とって辞めます」という話やから。取り繕いは深みに落ちるよ。きっと。

   冬の日が眩しくてああ眩しくて 昇龍子

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事