鹿児島県知事に塩田康一さんが就任したのは7月28日(火)。それからまだ1週間余りしかたたないのに、コロナ禍で来年以降に延期された国体問題は、一気に話が進んだ印象を受けます。塩田さんは早速、2023年に開催が内定している佐賀へ出向いて知事と会い、また翌24年内定の滋賀の知事ともウェブ会談して、23年に鹿児島で開催できるよう、つまり佐賀を24年に、滋賀を25年に先送りするように両者へ協力を要請しました。
おそらく三反園前知事の時から県職員の手で根回しは行われていたのではないでしょうか。でなければ、こんなにバタバタと話が進むわけがありません。塩田さんと佐賀県知事がたまたまラ・サールと東大の同期生で同じ官僚出身、という縁も幸いしたかもしれません。県職員はあるいはここまで(次の知事はこんな塩田さんだと)想定していたかも。
何かと批判されることが多かった三反園さんと対照的に、塩田さんは好意的に報じられている気がします。もし鹿児島国体が期待通り23年に開催されることになれば、塩田さんの最初の功績とされることでしょう。追われるように県庁を去った三反園さんには、少し気の毒な気がします。



話は変わります。下の写真は先日購入した「観光ラピカ」です。

鹿児島中央駅の総合観光案内所だけで1枚1000円で売っています。通常のラピカ(3000円)同様に、市電・バスだけでなく、鹿児島交通、南国交通、JR各社のバスにも使えます。1000円単位で積み増しもできます。
3000枚限定販売だそうですが、3000円ラピカと並行して、今後ずっと各所で販売すればいいのにと思います。1000円なら、鹿児島に少ししか滞在しない観光客やビジネス客に重宝がられるのではないでしょうか。市の一日乗車券(600円)や、まち巡りバスの一日乗車券(500円)と違ってどのバスにも乗れるので、運転士に「ノー」と言われることもないでしょう。
全国交通系カードの導入がまだ難しいのであれば、とりあえず1000円ラピカを普及させればいいのではないでしょうか。