12日付南日本新聞
新駅の実現へ前進したと言えますが、日豊線に磯街道踏切がある以上、磯街道や国道10号のさらなる渋滞悪化が懸念されます。現JRダイヤによると、1日あたり定期列車だけで上下合わせて87本(うち特急26本)が同踏切を行き交っています。駅は踏切のそばに出来るわけで、駅に止まる列車が駅に出入りする間は、踏切の遮断機はきっと下りっぱなしになるはず。何本が磯駅に止まることになるのかわかりませんが、踏切が開かない時間は今より確実に延びることになります。このあたりを市はどう考えているのでしょうか。
磯街道踏切
仙巌園
報道によると、新駅設置は経済団体や地元町内会が要望してきたようですが、地元住民にとってはたしてそんなに必要でしょうか。駅が欲しいのは仙巌園を持つ島津興業だけではないのでしょうか。
磯付近の国道10号には、1日あたり上下合わせて約80本の一般路線バスが走っています。これに加えて、磯街道も通るシティビューが19本、まち巡りバスが27本運行されています。地元の人の大半は、わざわざ駅に行くより近くのバス停に発着するバスを利用した方がよほど便利なのではないでしょうか。
磯地区に住む知り合いの男性は、「駅はいらない」ときっぱりと言います。問題のある駅をつくるよりも、今あるバスをもっと乗りやすくする方が有効で、安上がりなのではないでしょうか。
一帯の道路渋滞緩和を狙って、国道10号バイパスのトンネル工事が始まっています。これができれば、ちょっと話は別ですが、その完成はまだまだ遠い先です。
磯街道沿いで始まった国道10号バイパスのトンネル工事。
今のままでの新駅設置に私は反対します。
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