能勢謙三の鹿児島まち案内日記

1527 待ったなし

明治維新150年にあたる2018年の1月からNHK大河ドラマ「西郷どん」が始まります。鹿児島を訪れる客はきっと増えることでしょう。加治屋町の甲突川左岸、旧市立病院跡地では、西郷ファンの集客を狙って「大河ドラマ館」の整備も着々と進められています。

何度も繰り返しますが、心配なのは鹿児島中央駅東口バスターミナルです。とにかく配置がわかりにくいのです。行き先別の乗り場案内板でどうにか乗り場はわかったとしても、今度はその乗り場からどのバスに乗ればいいのかわかりにくいのです。バス5社(鹿児島市営、鹿児島交通、南国交通、JR、三州自動車)が入り混じっています。

一番象徴的なのは5・6番共通乗り場です。鹿児島駅前、市役所前、金生町行きの他、水族館前(桜島桟橋)、北埠頭、ドルフィンポート、南埠頭、高速船ターミナル、鹿児島新港と、各港方面行きが混在しているからです。昨年6月現在の数字(今も大して変わらない)ではありますが、この乗り場だけで1日に合計668本が乗り入れています。

5・6番乗り場。市営バスの水族館前・ドルフィンポート行き時刻表

同。南国交通の高速船ターミナル行き時刻表

同。鹿児島交通の南埠頭シャトルバスの時刻表

同。鹿児島交通の北埠頭・鹿児島新港行き時刻表

例えば2番乗り場(吉野方面)は86本、3番乗り場(吉野方面)は66本、4番乗り場(シティビュー、まち巡りバス)は51本、7番乗り場(国道3・10号方面)は194本であるのと比べて、5・6番乗り場が突出して多いのがわかります。

しかも5・6番乗り場は、港へ向かう県外客の利用が多い乗り場です。なにしろ世界自然遺産の島、遺産登録待ちの島、ジオパークの火山へ行く港を控えています。まさに鹿児島県が売り込みたい場所への玄関口なのです。

せめて5・6番乗り場から港方面行き(133本)を他(535本)と切り離して、専用の乗り場にすればずいぶんわかりやすくなるのではではないか。こう考えて前から関係機関へ訴えてきました。いま鹿児島市議会に提出中の陳情も、港方面行きを例に挙げて、乗り場の改善を促すよう市に求めています。

東口バスターミナルやバスについては、他にも言いたいことはたくさんありますが、港方面行き乗り場をこのように改めるだけで、客はかなり利用しやすくなると確信しています。

2018年まで、もう時間はありません。2020年には東京オリンピック・パラリンピック、鹿児島国体もあります。鹿児島へのさらなる来客増が見込まれます。鹿児島の主要な玄関口である鹿児島中央駅東口バスターミナルの改善は、待ったなしです。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

br
私は吉野在住なので2,3番乗り場を利用するのですが、吉野方面は2番乗り場に統合して
駅に近く観光案内板にも近い3番を港方面行きにすればいいのではと思っています。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事