能勢謙三の鹿児島まち案内日記２９

２０１１年１２月２日（金）晴れ
１３時４０分　天文館ぴらもーるの吹上庵前でパンフを手にした夫婦「ここ（黒福多）へ行きたい」。あの交差点を右へ、電車通りの向こう側のアーケードへ進み、一番目の右筋を右へ、１００メートル先左にあります、と案内。
１３時４３分　天文館本通り中央で母娘「てもみんは？」。あっちの電車通りにあります。「行きましたが、休みのよう。ネットで見ると他にも何軒かあるみたいだけど」。あったんですが、電車通りの店以外、天文館地区の店は閉まってしまいました、と案内。「聞いて良かった。助かりました」とお母さん。
１４時３０分　鹿児島中央駅東口の東９バス乗り場で女性２人「仙巌園へ行ってから城山へ行きたいが」。シティービューの城山・磯コース、まち巡りバスとも、仙巌園から城山へ向かうにはかなり遠回りになる。かといってシティービューのウオーターフロントコースは城山へは行かない。「城山へ行く路線バスはないのでしょうか？」。ありません。でしたら、いったん天文館へ出て、天文館から城山へ向かわれては、と案内。市営バスと鹿児島交通が話し合って、城山・磯コースとまち巡りバスを反対回りにすれば、こんなニーズにも応えられるのでは、と考えた。
１４時４０分　西口バス案内板前で婦人「城山観光ホテルへ」。ここから出るシャトルバスがありますよ、と案内したが、「ま、タクシーで観光がてら行っちゃお。地元にお金も落とさなきゃ」と婦人。こんな、ありがたい人がいてもいい。
１４時４４分　同所で夫婦「こっちに何かあったような。あれ（ゾウさんの鼻通り）天文館通りでしょ？」。いえ、天文館は駅の反対側から電車通りをあっちへ行ったところにあります、ここはいわば裏口ですと案内。
１４時４７分　東口エスカレーター下で男性「天文館は？」。あっちの方向です、歩いて２０分、電車通りをまっすぐ。「あ、電車があるんですか？」。あの青い屋根の向こう側に乗り場があります、左へ向かう鹿児島駅前行きで４つ目です、と案内。
１４時４９分　東口バス案内板前で男女「イオンは」。東１６乗り場を案内。
１４時５８分　同所で女性「枕崎へ」。あの東１６乗り場です。「じゃ、福岡への高速バス乗り場は？」。あの東横インの手前に高速バスセンターがあります、と案内。「これから枕崎へ」とのことで、手持ちのメモで、次は１５時３８分発です、と案内。
１５時０１分　同所で婦人「伊敷？　東警察署へ」。西警察署ではありませんか？　「そう」とのことで東１７乗り場からアリーナ、永吉方面行きのバスに。原良小前で降りて少し戻ってください、と案内。「上の案内所で何とか公園前と言われたけど」。城西公園ですか？　いや、原良小前が近いですよ、と案内。
１５時０５分　同所で女性「明日、屋久島へフェリーで行く。乗り場は？」。東５、６乗り場から高速船ターミナル方面行きに、と案内。「朝一ですが、何時ごろのバスに乗れば？」。フェリーが８時３０分発ですから７時３０分から４５分発でいいのでは、と付け加える。「あ、それと、これからどこか回りたいが」。市内の主な名所を１時間で回る周遊バスがあります、と東９乗り場を案内。
１５時０６分　同所で婦人「空港へ」。すぐそこですと案内。
１５時０７分　同所で男性に、どちらへ行かれますか、わかりますか？　と声をかけると、「いえ、いいです」。それでも案内板をじっと見ているので再度声をかけると、「永吉へ」。東１７乗り場を案内。
１５時０９分　同所で男性「明日、知覧へ行く」。東１６乗り場を案内。定期観光なら乗り場が違うので、定期観光バスですか？　と聞きなおすと「いえ、一日知覧にいるので」。じゃ１６番から。
１５時１０分　同所で男性「アリーナへ」。東１７乗り場を案内。「タクシーなら？」。そう遠くありません、３メーターくらいでしょうか。タクシー乗り場はあちらです、と説明。
１５時１４分　同所で男女４人「東急インは？」。向こうに見えるピンク色の建物、壁にアルファベットでホテル名が書いてある建物です。バス乗り場を大回りして電車通りをあっちへ、と案内。
１５時２０分　東口エスカレーター下で婦人２人「天文館って何なんですか？　よく出てくるけど」。鹿児島を代表する繁華街の名前です。江戸時代までは天文台のような建物の名前だったんですが、今はエリアの地名になっています。「ちょっと行ってみたいけど」。市電に乗られては？　あそこから左へ向かう鹿児島駅前行きで４つ目です、と案内。
１５時２２分　同所で駅名をバックに女性２人の記念撮影を手伝う。「維新ふるさと館へバスで行きたい」。東９乗り場からシティービューに、と案内。
１６時２０分　東９乗り場で男性「城山観光ホテルのバスは？」。あの石原荘の手前、標柱が立ってます、と案内。「東９と書いてあるのに…」と男性ぶ然。
１６時２１分　空港バス乗り場近くで婦人「空港バスは？」。そこです、と案内。
１６時４０分　東２乗り場近くで老男性が若者２人に何か尋ねている。聞くと「パークホテルは？」。あの建設中の大きなビルの右から向こうへ延びる通りの左側１００メートル先です、と案内。「どう渡れば？　初めてでサッパリわかりません」。電停近くの地下通路入り口まで同行。「この灰色の砂は？」。桜島の灰なんですよ、と説明。地下へ降りたら右へ右へ進んで上に出てください、と案内。
１６時４９分　東口バス案内板前で婦人「県庁方面、１５乗り場は？」。目の前そこです、あちらの横断歩道を渡って、と案内。