私が、名山小学校と市総合教育センターがある一画に同駐車場を新設してはどうかと考えるのは、ここは周囲4辺を国道10号など道路に囲まれ、しかも平坦で、バスの出入りが容易だろう、渋滞も起こりにくいだろうと思うからです。
また名山小がある位置は、周辺のどこへ行くにもあまり遠くなく便利です。天文館もそんなに遠くありません。新設する駐車場の一部は普通乗用車用にも充てて、近くの中央公園地下駐車場を補完すればいいと考えます。
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ハムさんがおっしゃるように、確かにこの一帯は歴史があり、それぞれの思い出もあり、あまり景観をいじりたくないエリアではあります。しかし名山小自体、今の長田中学校敷地から1963年(昭和38年)に現在地へ移転してきたそうです。そもそも市内の学校には、現在の所在地におさまるまで各地を転々とした歴史を持つ学校も少なくありません。各校の今の姿が、必ずしも元々の姿ではないと言えます。鶴丸城跡にも、明治以降は学校がありました。
島津斉彬を祭る照国神社や西郷銅像もあるこの地区は、大河ドラマ「西郷どん」も手伝って今後ますます脚光を浴びるはず。黎明館がある鶴丸城跡には、近く御楼門も復元されます。市内でも貴重な観光ポイントとして、来客は未来にわたって増えこそすれ減りはしないでしょう。
長い目で考えた場合、地区内に今ある施設をたとえ再編してでも、大型バスなどの受け入れ態勢をしっかりと整える必要があるのではないでしょうか。まずは鹿児島県と鹿児島市が連携して真剣に検討すべきです。過去のいきさつや縄張りにとらわれずに。この土地は国だ、県だ、市だ、などと言っている場合ではありません。
名山小が今の県立図書館の場所に移り、桜島と城山を望む文字通りの「名山小」になる。図書館が今の県民交流センターと合体する。市役所側から、館の馬場(国道10号)と鶴丸城跡がすっきりと見通せる。今は寂しげな県民交流センター敷地にも毎日多くの老若男女が出入りするー。こんな姿や光景を想像するだけでワクワクします。
もともとこの地区には、①大型バス駐車場がない②県立図書館へ公共交通のアクセスが悪い③県民交流センターが有効に使われていないーなど課題があります。今回の私案は、これらをいずれも解決できる案でもあります。図書館を移す県民交流センター敷地は、市電、バスともアクセスが便利(水族館口、裁判所前の停留所)です。
皆さん、もっともっとアイデアを出し合いませんか。そして提案を関係機関にぶつけましょう。どこかの言葉ではありませんが、それこそ「官より民」です。
名山小移転案を息子に示したら、「子供たちが危なくないかなあ」と言いました。「登下校に国道10号を渡るから」と。思いもしませんでしたが、確かに、一考に値します。何でもご意見を。お待ちします。