桜島に住む人が「桜島フェリーに直接乗り込む路線バスがあればいいのに」と望んでいることを新聞記事で知りました。もっともだと思いました。
車を持たない人が、海を隔てた鹿児島市街地に行き来するためには、必ず桜島フェリーを使わねばなりません。高齢者や足の不自由な人には、フェリーやバスの乗り継ぎがしんどいだろうな、特にフェリーに乗り降りするのが大変だろうなと想像できます。桜島と鹿児島の両港でかなり歩かないとならないからです。
桜島港バス乗り場。フェリーターミナルは結構離れている。
同港フェリーターミナル
同港
鹿児島湾を進む桜島フェリー
鹿児島港・桜島桟橋
水族館前（桜島桟橋）バス停。桟橋からは結構離れている。鹿児島市と合併した喜入、松元、郡山、吉田の旧各町と鹿児島市街地とは道路で結ばれ、バスも走っています。しかし桜島だけは例外です。桜島フェリーを道路とみなせば、そこにバスが運行されてもおかしくないのではないでしょうか。垂水フェリーにバスごと乗り込んで鹿児島市と鹿屋市を結ぶ鹿児島交通の直行路線バスもあり、かなり利用されているようです。乗り換える必要がなくて、きっと便利だからでしょう。
これからの公共交通機関は、慢性的な赤字を嘆くのではなく、より使いやすく、利用者に寄り添った、きめの細かいものにしていくべきではないでしょうか。路線も、ダイヤも、料金システムも、車両も、案内も。柔軟に。とにかく利用者第一で。
