能勢謙三の鹿児島まち案内日記

案内日記こぼれ話13

 鹿児島中央駅と天文館周辺で「まち案内」を9カ月近く続けてきて、街角の地図と観光案内板がもっと改善されれば、と痛感しました。
 地図についていえば、方角はかなり考慮されつつあると思います。つまり、見る人の立ち位置に対する地図の向きが結構正しく設置されるようになってきました。
 ただ、垂直に立てられた地図を見ることに慣れていない人にとっては、地図の上方が自分の前方で、下方が後方だということがよくわからないのではないでしょうか。街角の地図は、この垂直型が大半です。だから道に迷う人が多いのではないか、と推測しています。
 一部、斜めに傾けて設置してある地図は、対照的にわかりやすいのです。傾いていることで、例えば地図の上方は、実際に前方になるからです。
 いっそ、地図を水平に倒して、利用者が見下ろす形にしたらもっとわかりやすくなるのに、と思います。地図が地面と同じ平面になり、方角がつかみやすくなるからです。水平に設置するには、それなりのスペースが必要でしょうが、スペースに余裕のある場所には、こんな水平型の地図を導入してほしいものです。
 主要な見どころの方角を矢印で示す観光案内板についても、垂直型で平板の案内板では、地図同様にわかりにくいのではないでしょうか。上を向いた矢印は前方のことだろうとわかったとしても、下を向いた矢印が後方のことだとはわかりにくいはずです。
 一番良いのは、木のような形の案内標識でしょう。つまり、幹にあたる中心のポールから、四方八方、正しい方角へ、見どころごとの案内板を伸ばすのです。全体が平面ではなく立体ですから、それぞれの方角が一目りょう然なはずです。
 地図や案内板を設置する機関には、徹底的に使う人の身になって考え、設置しててほしいものです。どうすればわかりやすいか、と。どうすれば見やすいか、と。
   

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