能勢謙三の鹿児島まち案内日記

1781 現物の少なさ補う

ガヤマスさんに同感です。だから鹿児島の街には、歩いて楽しく、思わずカメラを向けたくなる場所が少ないのでしょう。街の味わいや風格は、時の積み重ね、歴史を感じさせる建物など「現物」の存在から生まれると思います。せっかくこれからというときに、古くなったビルや施設をあっさりと壊してしまっては、元も子もありません。
この点、若い世代を中心に中古ビル・店舗のリノベーションが進められているのは、現物の少なさを補う、うれしい動きです。もっともっと数を増やして、これからの鹿児島の売りにすればいいのにと考えます。

天文館通電停。天文館という名の施設は今や現存しないのに、その名だけ地名として残っているのは、「現物」が少ない鹿児島を象徴しているような


2018年10月4日(木)曇りのち雨。

15時26分 鹿児島中央駅東口の4番バス乗り場で夫婦「この西郷洞窟に行きたい」。30分発シティビューを案内。「それから城山にも行きたいが。どんな所?」。展望台からの眺めが良いです。「眺めは昨日仙巌園から見たからいいか」。城山へ上ったバスが折り返して、また洞窟に止まります。「じゃ、それに乗ればいいか」。はい。

15時35分 西口のバス乗り場案内板前で西洋男女「城山ホテルのシャトルバスに」。付近図で乗り場を示してあそこですと指差す。バスは45分ごろあっちから入ってきて、あそこに止まり、50分に出発します。「小さいバス?」。大きなバスです。それぞれ大きな荷物を2つずつ持っているか。「バスにはホテルの名前が書いてある?」。はい。

15時36分 同所で西洋男性「リトルアジアへ」。付近図で場所を示す。あっちへまっすぐ。コンビニの角から右へ回り込んでください。「セブンイレブン?」。いいえ、ファミリーマートです。

15時36分 先の城山ホテル行きの2人、バスをあきらめたのか、タクシーに乗り込むのが見えた。

中央駅東口バスターミナルのバス出入り口

同ターミナルのバス待機場

15時59分 東口バス乗り場等総合案内板(以下、総合案内板)前で男性「市役所」。5・6番乗り場から市役所前行きか鹿児島駅行きに。

16時05分 同所で婦人「水族館へ」。5番乗り場を案内。

16時08分 5番乗り場で待っている先の婦人に20分発の南埠頭シャトルバスにと再案内。

16時15分 5番乗り場近くで男性「ドルフィンポートへ」。5番乗り場から20分発シャトルバスに。「ニモカとか使える?」。あいにく鹿児島ではまだ使えません。現金160円を降りるときに。

16時20分 4番乗り場で老男性「美術館へ」。30分発シティビューに。西郷銅像前で降りてください。前方の道路を渡って、西郷銅像の裏手にあります。

16時21分 同所でアジア系男女「仙巌園」。30分発シティビューに。

16時23分 総合案内板前で婦人「知覧へ」。中の16番乗り場から27分発です。向こうの横断歩道から。

16時24分 同所で婦人「米盛病院へ。32-1で」。そこの15番乗り場へ。

千日町の裏通りにある「半屋台」風の飲み屋。好きで、時々のぞいてはコップ酒を飲む。カウンターの丸イスに掛けたほぼ年配の男性客たちが、それぞれ黙って奥のテレビを見上げながら、思い思いにダレヤメをする。小じゃれた今どきの店より、よほど心ひかれる

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コメント一覧

ゆきのすけ
鹿児島は激しい歴史があるため、過去の建物が残ってないのもあると思います。精神はかなり受け継がれたような感じがしますがどうでしょうか。
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