【奇跡の地球共鳴波動7.8Hzのすべて】志賀一雅著(ヒカルラン2018年4月)
昨年、大変興味深いタイトルの著書と出逢った。
志賀一雅氏は、現・能力開設研究所相談役。最初に脳波の「α波」を3種類に分け、ファストα波、ミッドα波、スローα波と質的な違いを提唱された方で、脳波研究40年の実績をお持ちで、各界の特殊能力をお持ちの方の脳波を実測し、ある仮説にたどりついたということが、この著書の簡単な要約です。
※典比古
一般的にはアルファ波は、座禅中の禅僧の脳波等々、すなわち極めてリラックスしたときに計測される脳波として知られていましたが、アルファ波に3種類あるということを、この著書で始めて知りました。
※各界で協力された方
米長邦雄氏のヒラメキの脳波 記憶力世界一・友寄英哲(ひであき)氏の記憶回想中の脳波、新体道創始者・青木宏之氏の遠当て中の脳波、ヨガの達人・成瀬雅春氏の瞑想中の脳波、エスパー清田益彰氏のスプーン曲げ中の脳波、嵩山(すうざん)少林寺の最高師範・秦西平(しんせいへい)の気功治療における脳波、野球の小久保祐紀氏が会心のホームランを打った瞬間を回想したときの脳波、シュトガルトで行われた世界陸上競技選手権で金メダルを獲得したマラソンの浅利純子選手の脳波等々・・・
今日はまず、それらの方々の脳波を計測した結果から、志賀氏が辿り着いた仮説をお伝えします。
「かねがね気になっていたことがあります。それは10Hzのミッドアルファ波とともに、7.8Hzのスローアルファ波を伴っている場合があることです」と。
そして「そのようなときは神がかったことが起きるのです。野球の女神がほほ笑んでいるとか、天から声が聞こえたとか、体が後ろから押されて楽に走れたとか、夢でお告げをもらったとか・・・。これらは客観性に乏しくて記録にはなりません。でも本人達は真剣にそう表現します。」
そこで志賀氏は、「さらに被験者の対象を広げてチャネラ―さんや占い師、遠隔治療を行っている方にご協力いただいて、脳波を測らせていただきました。」と。
そして後に志賀氏は、鍵を握っていると思われる7.8Hzが、地球を取り囲むバンアレン帯の電離層が、この7・8Hzのプラズマ振動を起こしているという事実を知ったという。
この電離層に存在している波長の種類が、人間の脳波の種類と同じ周波数をもっているという事を発見したということです。これは画期的な発見なのではないかと思っています。
そして「脳波に7.8Hzが強く含まれると、なぜか分かりませんが、涙が出てしまいます。鳥が寄ってきたり、クジラの親子が寄ってくる、病気が快方に向かう、必要な情報がつかめる、エネルギーを取り込める、などなどの不思議な現象が、盛んに起こります。」と。
そこで仮説として「これは、脳幹という、脳の奥の方にある、たくさんの神経回路が共鳴していることに起因するのではないかと思われます。そして、この生理的な共鳴が、全身の細胞を喜ばせる刺激になっているのではないかとの仮説を立てています。」と。
※因みに志賀氏が薦めている呼吸法があります。わたくしは個人的には、きわめて理に適っており、難しくなく誰でも簡単に実行できるところが素晴らしいと思っています。
それは、寝る直前の布団の中で、吸う息に合わせて「良かった」、吐く息に合わせて「ありがとう」と思うという呼吸法です。今までのどの呼吸法と比べてもまったく遜色がなく、しかも簡便であり、誰でもスムーズにできます。
しかも驚くべきことに「REM」睡眠は7.8Hzに同期しているそうで、この簡便な呼吸法は、寝る直前に実行することが、最も効果があるということだそうです。
志賀氏は、この寝る直前の呼吸法を実践することは、脳の条件反射を促し、日常生活における様々な活動において、意識しなくても脳が、造次顛沛(ぞうじてんぱい)時には7・8Hzに同期できるようになるということらしいのです。非常に説得力があり、腑に落ちます!志賀氏はご自身の癌をこの呼吸法で克服したという。
※典比古
以前から呼吸法に注目していました。もう四半世紀前になりますが、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、ある呼吸法のセミナーで、わたくしがその方の録音のテープ起こしをしたときに、これを実行したことがあります。わたくしの知人で岩崎雅樹さんは、今では日本全国にそれを広めるべく活動をしています。
彼のホームページ「塩谷信男医学博士の正心調息法」
塩谷信男ウキィペディア
わたくしが塩谷氏と出会ったのが1994年頃のこと。そのときは氏は92歳でしたが、実に矍鑠としており、このパワーは一体全体どこから湧いてくるのだろうかと、思ったことでした! その後、106歳の天寿を全うされた。やはりこの呼吸法によったところが大きかったのではないかと思っています。長生きは長息なのでしょうね!

※ご興味ある方は一読なさってみてください!