遠方から来るA子サンのことを想定し、当初予定では横浜大飯店あたりで中華街オーダーバイキングを狙っていたのですが、数日前に問い合わせをしたところ、4時開始しか空いていないとのことで方向転換します。 気分的には中華になっているのと、実はスペシャルゲストというか、秘密兵器というか某倶楽部メンバーのB-1サンを招請したりしているのでチト悩みます。
その微妙な悩みを鑑みた結果としては、場所的には中華街とは縁遠いのですが我が家御用達の西横浜は愛福楼に行くことにして、バイキング代わりに「お好みの小皿料理3皿で1080円」というメニューの全18品を一気に頼んでしまうという愚挙に出ることになったのです。

ということで、横浜駅東口で集合したワシら4人(我妻込み)は愛福楼メニューの左上から縦にオーダーをかけていくことにして、まずはビールで乾杯しますが、ナントA子サンは元町散策中に立ち飲み屋で日本酒をいただいていることが判明! やりますねぇ…
と、ほどなく登場するのはピータンと豚耳です。


豚耳は煮こごりになっているのが珍しいなぁ、なんて言っているうちに牛モツの豆板醤和えと青梗(チンゲン)菜のおひたしがやってきます。 小皿料理というのはありますが、コチラはとにかくデリバリーが素早いのです。


牛モツはハチノスかな? 我妻は内臓肉系がダメなので二人だとこういうものを頼む機会がないので、少し嬉しいですね。 なんてことを話ながらワシワシと食べ進んでいると、第一ロットの最後に湯葉作りのハムとスモーク鴨ロースがやってきます。


この湯葉作りのハムというのが面白い食感で、湯葉だと言い聞かせればなんとなくそんな気にもなってきますが、新種のソーセージと言われればそんな気にもなります。 ここまで頼んできたメニューは全品美味しくいただいております。 というよりも、今回に限らずこれまでいただいた料理の中で外したモノはないですね。
さてさて、初対面のA子サンとB-1サンですが、不思議なコトにあまり違和感を感じることもなく、自然な感じで食事は進み第二ロットを頼む頃には何時のまにやら、ビールが紹興酒に変わっていきます。

なにくれとなく気を使ってくれる店のヲバサンの「この紹興酒は3年モノの瓶(びん)に入っているけど瓶(かめ)出しの10年モノなのです」という解説にふむふむと頷いていると、右側の縦1列というオーダーをした中から大根餅と棒々鶏が出されます。


定番の棒々鶏も我妻が鶏肉がダメなので滅多に頼めない料理なのです。 おっ、A子サンは大根餅が結構気に入ったようですね♪
ほどよい感じで皿がキレイになっていきますが、ワシが無責任に放言した
「適当に取って、後はB-1サンの前に置いておけば無くなるからね」
という言葉をB-1サンがキチンと守っていただいてくれるのでいいペースなのです。
そして、台湾黒豚の腸詰めと春巻が出されます。 小皿料理は前菜系が多いのですが、それでも半分くらいは温かいものがあるのでそれほどストレスは溜まりません。


で、我妻の好きなレタスのオイスター和えと我妻がダメな豚足がやってきます。


先ほども書いたように我妻は鶏肉と内臓肉系がダメなので、18皿中8皿がNGなのですね。 いただくペースとしては普通の皿は4人で均等割付、我妻NGな皿はB-1サンが調整という感じです。
最終ロットの前にヲバサンがやってきましていただいていない小皿料理の中から
「コレがオススメだから頼んでね」
と教えてくれるのですが、無粋なワシらは
「真ん中の列の上から下までね!」
なんてオーダーをします。
一応の最終ロットは骨付き香蒸し鳥と茹でイカからスタートです。 あっ、常に2皿ずつ出てくるわけではなくて写真掲載の都合ですので誤解なきようにお願いいたします。


茹で海老雲呑(揚げ雲呑も選べます)とセンマイ香ねぎソースかけですが、センマイは第一ロットの牛モツと同じような見た目だったので、いい加減に酔っぱらっているワシは「間違えたんじゃないの?」なんて言っていたのですが、味や食感は全く異なっておりA子サンから軽くたしなめられます。


いよいよ最後の最後で、海老のにんにく蒸しと油淋鶏がやってきます。


実はこの海老のにんにく蒸しですが、中盤戦の頃に隣りの卓で頼んだものが間違えて運ばれてきてみんなが「あれ食べたい!」と言っていたものでありました。なんてことを書いている内に、所期の目標の18皿制覇が相成りました(嬉) 18皿を頼んで6,480円というのは、一人当たりにすれば1,620円ですから相当に”お得”ですね。
「じゃあ、もう一巡ね!」
なんてのは冗談にしてもちょっとキツイのですが、お祝いに紹興酒のボトルを追加しまして、舌休めとして玉子とトマトのスープをいただきます。 小皿料理は全体的には穏やかな味付けではあるのですが、前菜的が強いので少し舌が疲れたかなと感じておりました。

同時に頼んだ五目焼そばですが、スープと合わせて炭水化物をお腹に入れたので胃がすっかり落ち着きます。

などとまったりして女子陣がデザートの相談などされていると、ふっという感じで、B-1サンから炒飯と餃子のセットがリクエストされました。


一応、これも4人で取り分けまして〆炭といたしまして、少し間が空いたところでヲバサンから杏仁豆腐を差し入れられてしまいました。 実はワシとしては「ついうっかり」スーラータン麺を頼もうとして機会をうかがっていたのですが、これでは断念せざるをえませんねぇ(嘆)

B-1サンもワシも甘いものが苦手なので、軽く女子陣に振ってみればあっと言う間に杏仁豆腐が消えていきました。
かなり遅めの20時からスタートして3時間余りも休み無く続いた夕食会ですが、リズム良く美味しい料理が登場したこともあり最後まで美味しくいただけました。
そしてつつがなく終了した後は、我妻の運転するクルマにて横浜駅に向かい二手に分かれます。 名古屋にて喫茶店モーニングを食べるべく深夜バスに乗るA子サンのことをB-1サンに託しまして、五十路のワシらはヨロヨロと家に帰ったというわけです。
いやはや、なんとも楽しく美味しかったA子サンとの1泊2日=3食でありました。 また、横浜に遊びに来てくださいね♪♪
(おしまい)