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☆ リアルタイムレポート(実況版)はこのあたりから…
台風4号の影響で全道で激しい雨が降る中、ルート選定に悩みます。 4~5通りのルートを仮組みしてから「遭遇時間は短いかもしれないが大雨と真っ向勝負」というルートを外しての様子見です。 そんな悩みの中で釧路在のとあるお方の声が聞こえたような気がしたこともあり、ついつい午前中だけ雨マークのない釧路に向かってしまいます。
晴天前提の当初予定では 足寄 → 清水 → 富良野 → 滝川 → 苫小牧 → 室蘭 というルートで、釧路に寄る予定はなかったのですが、無言のお導き(?)に引っ張られたのと、距離は長くなるのが雨量は少ないだろうとの期待に依るものです。
走り出してしばらくはソコソコ強い雨に打たれますが、タイヤを換えた効果もあり非常に安定した走行で前日と違って雨の中でも快調デス♪ とりあえず懸念していた雨合羽とシューズの防水力低下も(この時点では)気にするほどのものではありません。 津別経由というマニアックな道を選択して順調に進むと阿寒湖に出る頃には雨も降り止みます。
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気温もほどよく、快調に距離を伸ばし釧路エリアに到達します。 狙いはなかよしリンクでもある「釧路のB級グルメはTakaにお任せ!」のTakaサンからオススメいただいているトムソーヤという洋食屋さんデス♪
「ここが釧路ナンバーワンの洋食屋なのか…」
と、一瞬たじろぎましたが、Takaサンのレポを信じて入店します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/c3/c73c4c590358f2a768e30afb0336b928.jpg)
Takaレポによるとオススメの原構成はハンバーグ、鉄板パスタ、カレー(インディアン)なのですが、裏メニューでこの全てを網羅したメニューが存在するとのこと。
メニューには「ハンバーグ・ミート(スパ)」「カツ・インディアン(スパ)」まではあるのですが、メニューに無いのを知りつつ確信犯的にマスターに、
「ハンバーグとインディアンの組み合わせはないのでしょうか?」
と、聞くと
「作りますよ♪」
と、一瞬の躊躇いの後に応えてくれました。
待つことしばしで、ハンバーグ・インディアン(大盛り)の登場です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/70/439edd1c41b192a4a4efb6bfd7a75bba.jpg)
このハンバーグは若干小ぶり(?)ではありますがジューシーさが溢れる逸品です。 カレーソースも秀逸! スパそのものは想像よりやや細め(というか普通)なので、少しだけカレーソースに負けているかもしれないなぁなどと小賢しくも思うのですが、各パーツのレベルもとても高く、且つ最高の組み合わせによる総合力は圧倒的です。 いやぁ~、美味しかったデス♪
よっぽどカツ・ミート(普通盛り)を追加しようかと思ったのですが、先が長いし、ましてや台風4号との勝負があるので自粛します。
マスター、ごちそうさまでした & Takaサン、ありがとう!
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と、楽しい思い出をいただいたトムソーヤですが、なんとワシが訪問した1週間ちょい後の8月21日に火事で全焼したとのニュースが届けられました(驚)
食べたいメニューはまだまだ沢山あったし、当分は釧路に行った時の定番にしようと思っていたのですが、なんとも残念です。
あの怖いような、優しいようなマスターはご無事とのことですので、一日も早い再起を祈っております。
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さてさて、エネルギーを充填して国道38号を西へと進路を取りますが、釧路市街を出ると霧で真っ白です。 地元のクルマのほどよき後ろにつけて慎重に、そして大胆に距離を伸ばしていきます。 ちなみに、想定ルートは広尾から天馬街道を浦河・ひだかに抜けるものです。
雨が降らないので嬉しいなぁと思いつつ順調に進むも、浦幌の手前当たりで急に強い雨の襲撃を受けます。 一旦停車して天気等々のチェックをすると台風が進路を変更し、浦河・ひだか方面は天候が急変しそうな気配です。 そこでルートを再々変更して帯広へ抜け道央自動車道をフルに使い占冠(トマム)に抜ける作戦へと変更したのです。
そこからは強い雨に打たれ、雨合羽もシューズもジワジワと浸水し始めるし、雨が強すぎるので跳ね返りでヘルメット内部へも水滴が侵入してきます。
その程度は想定内ですが高速を走っていると唐突に「清水・トマム(占冠)間通行止め」の表示が出ているではありませんか! 連続降雨量がどうのこうのと書いてあるようですが、シールドが曇っているのでよく分かりません。 高速のPAで各種情報の再チェックをするのですが、全く状況が掴めません。 そんな中で札幌から天気好転の報が入っているのでとりあえず前へ進むことにします。
一応は決断したものの、まだ迷いがあってアタマの中で地図を手繰っている内に清水インターにつくと強制的に高速を下ろされます。 誘導のヒトに「札幌方面なら日勝峠を行って!」と宣言されてしまうのですが、これこそワシが「それだけは避けたい!」と思っていたルートなのです。 ここで愚図愚図していると日勝峠も通行止めになってしまうのでノンストップで峠に突っ込みますが、おそらく雨の強さもピークだったのではないかと思われます。
晴れていればこそ楽しい山道を雨と風に泣かされながら走りますが、ちょっと前なら嬉しかった涼しげな17度の気温表示も雨具の中がずぶ濡れになって冷え切った身体のワシには酷なお告げです。
途中で急に渋滞になり「工事中交互通行」の表示が出てきたので「こんな天気に道路工事なんかしてんじゃねえ!」とヒトリで怒っていたらナント崖崩れで1車線が走行不能になっておりました(汗)
その後も道まで土砂が溢れかえっているトコロが数箇所あったりして、ここで止められたらどうするんだぁ…などと苦悶すること2時間弱、ようやく夕張エリアに到達しました。
この辺りから急速に天気が回復し、夕張市街を抜けたトコロで完全に雨が止みほっとします。 河岸のちょっとした駐車帯で一休みです。
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まだ先行きには暗雲が立ちこめてはいるのですが、どうにかピークは越えたようで一安心です。
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その後は苫小牧の手前に出て給油してから高速に乗り、薄暮の中を一直線に室蘭に向かいます。 いやはや想定内ではありますが予定外の出来事がいくつもあり、ソコソコツライオモイもしましたが無事に室蘭に到着しました。
しかし、夜のニュースでは北海道における記録的な大雨と報じられた日に570キロも走りまわったヲバカというのワシのことです(爆) しかし、流石のそのヲバカでも豪雨の真っ只中で日勝峠に突っ込むことになるとは予想もしておりませんでした。
さて、翌日のフェリーの都合もありますが、何故室蘭に宿泊したかというと、やきとりをいただくためであります。 ホテルでゆっくりと風呂に浸かり復活して目指すのは鳥辰です。
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室蘭やきとりの基本は豚バラと玉葱をかなり甘辛いタレで焼き、カラシをつけて食すというものです。 焼き物には内臓系や鳥などもあるのですが、全体的には豚系が多いとのことです。
ということで、今日の自分へのご褒美で生ビールです(って、毎日だよね)。
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ふむふむ、これはこれで美味しいというか、いわゆる焼きトンですね(笑)
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同時に頼んで20分ほど時間をくださいと言われた若鶏の唐揚げがやってきます。
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いずれもワシワシ with ビールをグビグビといただいたのですが、あきらかに燃料切れというか、燃料補給はしたもののエネルギー転換できない状況なので〆炭(タレかけゴハン)もソコソコにホテルに帰って寝ることにしました。
次の日は函館からフェリーで青森に渡るのですが、実は苫小牧からの高速道路上に「この先不通」という表示も出ていたので大丈夫か少し不安を抱えたままの夜でした。
(続く…)