「旅の始まり」ということでは、18歳のインド旅行の方が明らかに”濃い”だろうし、遡れば14～15際の時にゴッコから始めた登山でも幕営したり、16歳の時には友人たちと離島に行ってキャンプとかもしていたしなぁ…などとも考えるのですが、「旅」という意識を持って初めて作り上げたのはこのツアーだったという思いが強く、これをワシの「旅の原点」ということにしているのデス♪
さてさて、高校２年生の夏休み前に「来年は受験だし、17歳の夏にどこかへ行こう！」と友人２名と画策したのが旅のスタートになります。
お金の心配とか、親が許可を出すか等々と思い悩みまして、その頃（欧米で）流行していたバックパッカー＆アウトドア路線で行こうということになり、小海線沿線の約80キロを夜行＋３泊４日で歩く旅程となりました。
アウトドアといえば、Be-Pal という雑誌を思い出しますが（まだ現役かっ！）、その５年も前の1976年に創刊された平凡出版（現、マガジンハウス）のポパイ（POP・EYE）が、その当初はアウトドア系にも強かった…なんてのも昔話です。
ちなみに、ポパイの創刊は1976年で、Magazine for City Boys というサブタイトルでシチーボーイを気取った小僧が量産されましたね（笑）
一方のBe-Palの創刊は1981年で椎名まこと氏がこの号に登場されており、以降の我が人生で氏を敬愛するきっかけとなりました。
とモロモロ言ってますが、題名の「気分はBe-Pal」ってまるっきり正しくないのですが、まあ、ヨシとしましょう（笑）
さあって、話を戻しまして、新宿発の夜行中央線に乗ったワシらは小淵沢で下車します。 電車の中で酒盛りをしたとか、駅そばを食べたとか、とりあえず適当に清里方面に歩き出したとかの記憶が散発的には残っているのですが、その後も登山で新宿発の夜行中央線は多々利用しているので記憶が混濁しています。
でもって最初の写真ですが、小海線の線路ですんごいわざとらしく撮っているのですが、若気の至りということで御笑覧ください。
袖がテロリンと長いＴシャツを着ております。 袖をちょん切ったり、ロールアップするのはもう少し後になってからの話ですが、カットオフジーンズは（当時の）流行の最先端であったかとお思います。
同行の二人とワシは出席番号が並んでおりまして、何故かそのクラスは１学期は出席番号順で席を決めていたので旅計画もトントンと決まったのですが、そのアタリのやりとりをご紹介♪
ワシ 「やっぱ、バックパッキングだよね。 ワシはテント持ってるしさ。」
Ｓ２ 「やっぱ、高原だよね。 お姉さま方がたくさんいる清里に行こう。」
Ｓ３ 「やっぱ、フリスビーとか持ってくんだよね」
Ｓ２ 「あったりまえじゃん。 ところで、オヤツの制限はあるの？」
Ｓ３ 「あったりまえじゃん。 300円までだよ～」
ワシ 「あったりまえじゃん。 じゃあ、そういうことでヨロシク！」
というような、バカタレ丸出しの会話をしたような記憶もかすかにありますが、すべては霧の彼方に…
おおまかには、テントを背負って小海線沿いを歩くという程度の計画しか立てていなモノ知らずの若者３人ですが、気分だけはウェストコーストというか、カリフォルニア文化を意識しております。
と、いっているワリには適当にその辺の林の中で支柱式のテントを張って泊まってましたし、ゴハンも確か飯盒で炊くなど、実際は林間学校みたいなもんでした（爆）
100キロにも満たない距離の徒歩旅行ではありますが、大きなトラブルもなく楽しく無事に帰ってこられたのは、旅の神様（いるとしたらですが）が見守っていてくれたからでしょうか？ ええ、おかげさまで懲りることもなく、ワシはその後も30年以上もアホバカ旅を続けております（爆）
と、まあ昔のことを振り返りましたのは、本日がワシの51回目の誕生日なのだからでございます。
当時と比べて身長で２センチ、体重で８キロばかり大きくなってはいるものの、基本構成はこの時から変わらないままに順調に加齢を進めております。
さすがに、年齢的なシンドサを感じる場面も増えてきた今日この頃でありますが、まあ、まだもう少しは旅と食への興味を保てそうなので拙ブログも頑張って続けていきたいと思います。
あまり主義主張の無いブログであり、情報ソースとしても大して役に立たないという思いもありますが、引き続き御贔屓にいただけると嬉しく思います。
ではでは…
