楠 木 尊 公 2015-01-13 21:51:53 | 詩 勝てば官軍また負ければ賊軍となりし これまさに天と地と人の利に如かず 故に策と計略を以てこれを惑わす 然れども民は信なくば立たず 大義の為に敗れるは恥ずべからず 昔 忠武候にまたこれを習う 祖国には 楠木尊公ありし 永久に語り継がれしこと 吾唯一の誇りなりけり 安 達 紀 行
諸 葛 菜 2015-01-13 21:27:11 | 詩 菜は五丈原にて植えられし 師の志その地にて果つる 然れども遺志は姜に継がれる 姜はその志を受けて死す 師の遺子もまた死す 然れどもその志は消えず 後に続く者また現る 世に諸葛菜として 残れりしばこそ 安 達 紀 行
性 善 説 2015-01-13 20:52:31 | 詩 礼を以て尽くすに非礼と憎しみを返す 吾而して涙届かず悲しみに暮れる 私利私欲の塊と化して欲の前に有りては 善に彷徨い悪に導かれんとす 如何ともし難い四面楚歌にありて 志高く夢を沃ぎ望みを語る人よ その人は何処に有りやと この世の何処に善の魂は眠りきか 安 達 紀 行
上 京 2014-12-28 22:19:18 | 詩 切歯扼腕志す 夢を叶えるはこの地に有りと 故郷は遠きにありて想うもの 恋人は心にありて慕うもの 今何処に何事や 侶想うも叶わず空し 吾衆庶を救わんと欲す 大義に小事無し 安 達 紀 行
落 日 2014-12-28 22:00:22 | 詩 斜陽傾きて身を冷ます 陽の大恩感ずれども遅し 時に感じては唯涙を流し 信情如何に深きかを 会うこと叶わず如何にせん 吾救いを求めず苦しむのみ 汝の旧情忘れられず 師の恩は義より深し 安 達 紀 行