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性同一性障害(GID)男→女(MtF)の記録

性別変更後の住民票の写し取得ですったもんだ

2008年01月21日 18時59分26秒 | 性別変更
性別の取扱いの変更をしてから初めて、
住民票の写しを取りに行きましたが、
なんというかまあ大変でした。

まず、普通に申請書を提出。
しばらく待って交付されたが、
お金を払う前にふと見ると、
性別欄が男になったままになってる!
あれ、ちょっとこれ直ってるはずなんだけど、
と、その場で抗議。
あわてて確認に行く。
しばらく待っていると別の担当者に呼び出され、
本籍地の役所から通知が来ていないようで、
連絡をとっているが時間がかかるのでこの場で直す、
どのように直せばいいか?
と聞かれたので、
性別変更後の戸籍謄本を見せ、コピーをとってもらう。
またしばらく待ってて呼び出されると、
改製がかかるから前の名前と性別が横線で消された部分は、
まるっきりなくなってしまうが、改製前と後のどちらが欲しいか、
と聞かれる。
両方の名前が証明できるものが欲しかったので
(といっても、横線で消された名前に
どれぐらいの証明力があるのか知りませんが)、
改製前のものをもらうことにする。
またしばらく待って、やっと交付。
そこで、
これは改製前の記録に過ぎないから、
現在そこに住んでいることの証明にはならないがいいか?
と聞かれる。
はー?と思うが、まあもうええわと思って、
一枚300円を支払って、交付してもらう。
交付された住民票の写しを見ると、
右側の備考の欄に、平20.1.21職権により性別修正、
と書かれている。
そんな職権あるんかと笑ってしまう。
ところが、後で、
住民票の写しに記載されている、戸籍の筆頭者が、
前の情報、つまり父親の氏名になっていることに気がつく。
本籍地は前と今とで変わらないので間違いないが、
さすがにこれじゃあ使えんかな、と思って、役所にUターン。
さっきの担当者を呼んでもらい、
筆頭者が違っている、それからもういっそ改製後のものを交付してくれ、
と伝える。
なんか口先で何とでも偽造できそうだなと思いつつ、
平謝りの担当者に笑顔で応え、しばらく待つとまた呼び出される。
右側の備考欄に、
平20.1.21職権により筆頭者修正っていう文字が出るが、
それでいいか?
さっきはデータがいっぱいになって自動的に改製がかかったが、
もう一度改製をかけることもでき、
そうすればこの一文も消える、どうするか?
と聞かれる。
じゃあ、今回はこの文字がついたままのものでいいが、
就職のときなど見栄えを気にすることもあるので、
後で改製をかけておいてください、
と頼む。
しかし住民票ってそんな自由に改製して前の記録消せるもんなのか。
平20.1.21改製って書かれてるだけで、
戸籍みたいに改製事由なんて書かれてないし、
職権で書き変えることができるなんて、
結構柔軟にできてるんだな、と思う。
支払いは先ほど済ませたので、その住民票の写しを受け取って帰る。
全部あわせて、小一時間。

とまあ、いろんなことを学べる各種手続きなわけですが、
住民票はきれいな状態になりました。
前の名前も性別も、跡形もなく消えています。
就職の際に住民票の写しだけを提出するならば、
実家に住民票を移して整えようかな、と思っていましたが、
その必要もなく済みそうです。

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