ノグチの愚痴

世の中の物事に愚痴(ぐち)をこぼします。

少年プレイボーイ

2005-10-18 02:51:29 | Weblog

僕は6才から8才までの3年間が一番プレイボーイだった。

小学1年生から小学3年生までの間だ。


きっかけはあるTV番組を見てからだ。

それは、ドキュメンタリー番組で

「リストラにあった50歳男性を追いかける」というものであった。

ようやく役職に就いたにもかかわらず、残酷なリストラ。

しかも会社に尽くした彼は忙しさの余り結婚をしていなかった。

番組を見てた僕はあまりにも衝撃を受けた。

「絶対こうにはならん」

と小さな子供にして固く誓った。

 

それからというもの「女に気に入れられる事」だけを実行する生活を送った。

将来、結婚できないことに異常な恐怖を感じたからだ。


例えば、

うちの小学校は掃除の時間になると机を全部廊下に出すのだが

この出す仕事は「教室掃除当番」がやることになる。

「教室掃除当番」は4人(男2女2)で4列を出さなくてはいけない。

だから1人1列やるのが普通だ。

けどさっさと自分の分を終わらせ、2人の女子を手伝った(平等に)

もちろん男子のは手伝いません。

他にもたくさんある。

学校で男子と喧嘩する女子いれば、必ず女子に肩を入れ、

一緒になって男子の悪口を言った。

給食を残す女子いれば代わってなんでも食べてあげた。

小3の時は担任が女性だったので授業中、手を上げまくった。

それもこれも、



誰が将来、僕の妻になる

かわからないからだ!!


うちのオヤジと母親が学校で知り合ったと聞いていたので

学校の出会いは、かなり確立で結婚に結びつくと勝手に決め込んでいた。

だから片っ端から気に入れられようと必死だった。


親戚の子だって同じだ。

年に数回、会うたびに、思わせぶりにな態度をとり続けてきた。

僕には弟がいるんですが、絶対弟よりはいいイメージを与えようと

なんか僕の中でノルマみたいのがあった。

 



と上記のように、試行錯誤していろいろなことをやり、

保険に保険を重ねた。

 





だが、





小学三年生の夏、1人の女の子(同じクラス)を本気で好きになってしまった。






八方美人だった態度はやめた。






というか、彼女のことで頭がいっぱいだったのだ。







しかし、結局この恋は片思いに終わった。(小6まで好きだった)

 





今考えてみると人生においてあの3年間が一番、多くの女に対して

やさしくしてたんだなぁ。と思う。

 












あれ?オチがないぞ?








あっ!










1つ思い出した!






下記はあの3年間のある日の出来事です。





この日は月に一度「くみとり屋」が来る日だった。
(昔うちはぼっとん便所だった)くみとり屋はバキュームで糞尿を吸いとってくれる

なぜかこの日はいつも来るオッサンじゃなかった。

まだ新品の作業着を着た25歳くらいの女性だった。たぶん新人さんだ。

この時も彼女に気に入られようと「こんにちは!」と声をかけた。

すると彼女も「こんにちは」と満面の笑顔で返してくれた。

飾らない素敵な笑顔だった。


だがその夜、ふとんの中で、

「やっべー、よく考えるんだったよー

 くみとり屋の女が僕のことマジで好意持っちゃったらどうしよう……。










妻が「くみとり屋」???

 







やだよ~、みんなに馬鹿にされるよ~」

と悩み、一睡も眠れぬ夜をすごしたのを思い出した。


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