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野口修一

野口修一の活動日記、なかまづくり、まちづくりの活動を実践すしています。日々の行動や、思ったこと、考えたこと書いています。

高校保護者として卒業式の謝辞「生徒の成長に感謝」

2010年03月02日 08時05分39秒 | 意見・異見
高校保護者として卒業式の謝辞「生徒の成長に感謝」

 昨日は、我が家の高校生の卒業式でした。私達夫婦の最後の卒業式でもあります。私の母校でもある高校で、色々なご縁の中で3年保護者会の代表をしていたので、卒業に際して式後の最後に、保護者代表として先生やお世話になった方へ、お礼の言葉を述べました。
 式後、夜は卒業祝賀会が、先生と保護者のたくさんの参加を得て開催されました。懇親になり、色々なことを語る中で、私の謝辞のことが話題なりました。式に参加できなかった2年の学年代表からは、「どんな言葉でしたか?」と聞かれ、謝辞の原稿を差し上げました。
 その謝辞原稿で、できればもっと良いものになればと思い、ご意見アドバイスを頂きたく、今日の日記にします。


(以下、昨日の保護者謝辞の抜粋)

 本日は、厳粛な中に、清らかで、心温まる卒業式に参加でき、感無量の気持ちです。三年前の春の入学式が、昨日のように感じますが、子どもたちは、たくましく成長しました。勉強と部活動、学生生活でも色々な経験をしたからだと思います。

 日々の家での生活からは、成長の変化を感じませんが、三年間の高校生活を経た姿は、眩いばかりの青年なりました。今日、宇土高校を巣立って行きます。この成長は、多くの先生方の指導や、友達との交友のおかげと感謝しています。

 私たち保護者は、小学校以来三度めの卒業式、子育ても一息をつくことになります。高校進学では、学習支援や色々な相談相手をしました。しかし、高校三年にもなると、目指す夢や、将来の仕事を決めること、学校の選択など、たくさん考え悩んだと思います。
 子供自身で「自分の道」を見つけるのに、親の経験、知識からのアドバイスは、参考にはなっても、到底、答えを導くまでには到りませんでした。自分の進む道を探し出すには、やはり先生方の導きがなければ、行き着きつかったと思います。

 ドイツの教育の諺に、「知識を教えてくれる先生は多く居るが、人生を教えてくれる先生はなかなか居ない」 とあります。

 三年生になり、先生方には課外や日曜日の模試と、通常の授業意外にも、多くの時間を費やして頂き、子どもたちを指導して頂きました。子どもたちが、落ち込んだり、悩んだりした時には、励ましたり、優しい言葉をたくさん頂きました。言葉に言い尽くせないほど、感謝の気持ちで、いっぱいです。本当にありがとうございました。卒業以後も変わることなく、生徒たちとの交流に加え、人生の先輩としてご指導を頂ければ幸いです。

 生徒のみなさんに一言伝えたいと思います。高校の友人は、何時までたっても良き友であり、成長し合う仲間でもあります。
 昨日、宇土の論語学習会で「益者三友、損者三友」という教えを学びました。益者三友とは、自分をより良き方向へ導く三人の友のことです。一人は誠意や正しさを教える友人、もう一人は物事や交友関係でなるほどと思うことを言ってくれる友人、最後が心惹かれるような教養を持っている友人です。
 損者三友とは、自分を堕落させて行く友人のことです。これまでご両親から、日々、友人の大切さを教えられたと思います。ですから、自分自身が友人たちから「益者三友」と思われるような人間になることを目指して欲しいと願っています。

 世界一の広告会社「電通」の四代目社長吉田秀雄さんの言葉に、「計画を持て、長期の計画を持って居れば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる」。また、「難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げる所に進歩がある」と説いています。

 これからみなさんは、人生の輝きである「青春」の真っ只中へ進みます。自分の目標を定め、それを実現するには、情熱と真剣に学ぶ姿勢が必要です。自分の夢に向かって、色々なことに、貪欲にチャレンジを続けて欲しいと願っています。

 まだまだ、先生方への感謝も、子どもたちへの思いも、言い尽くせませんが、これで保護者代表してのお礼の言葉と致します。
 (以上、挨拶文)

 お恥ずかしい文章ですが、ご検証頂ければ幸いです。