ハワイでアトピーが治った!アトピーの原因 水道水の塩素について

ステロイドに疑問を持ち、民間療法にも振り回され疲れきった母親は重症アトピーの我が子とハワイへ飛んだ!果たしてその結果は?

ハワイから1年、子供の状態

2006-06-25 07:54:52 | アトピー
ハワイから帰ってきて1年過ぎた。この間、こどもの皮膚は面白い変化をとげた。
昨年の6月に帰ってきたのだが、塩素を生活から除去し、週1回ほど外を散歩する程度で再発はなかった。しかし、保育園でプールがはじまってからは4-5回入ったところで顔や首などに再発の兆候が!1週間くらい保育園を休ませて保育園に連絡した。そうしたら園長先生が保育園のシャワーを塩素除去に変えてくれたのだ。
その後は何度もプールに入っても再発はなかった。

そして10-11月の季節の変わり目に、膝の裏側とひじの内側がぽつぽつと赤くなり、掻いて少し悪化した。この頃は外も寒くなり、日光浴など適した時期ではなかったのでプロポリスを毎日患部に塗って症状を抑えた。

それからしばらく症状は落ち着いていたが、4-5月のやはり季節の変わり目にまた同じところが悪くなってきた。このときもプロポリスを朝・晩患部に塗って症状は治まった。

6月に入り、梅雨の合間、久しぶりに晴れた日に半そで半ズボンで1時間ほど外で遊ばせた。そうしたら、ひじの内側などカサカサして不安定だった部分はツルんと綺麗な肌になった。

食べ物は制限を与えずなんでも食べている。マックもポテトチップスも食べる。
夜泣きは一度もない。
よく寝てよく食べるので3歳だというのに106センチもある。
これは5歳の平均身長だそうだ。
ステロイド、保湿剤は一切使用していない。使用したのは蜜蝋にプロポリスを混ぜたものだけである。
今、私の子をひと目でアトピーだと分かる人はいないだろう。
でもよくみると、昨年掻き毟った傷がうっすらとケロイド状に残っているのが分かる。真皮まで掻き毟りできた傷である。私はこの傷が消えても、ハワイでのあの経験は一生頭から消えることはないだろう。

あんなに辛かったのに、子供はハワイは「楽しいところ」というイメージしか残っていない。「赤ちゃんが生まれたら一緒にハワイに行きたいな」と言う子供。
来年は、家族4人でハワイの地を踏むことができればいいなーと願う。

私の最大の疑問~日本の皮膚科

2006-06-21 10:32:43 | アトピー
私の最大の疑問は、日本の皮膚科界のありようだ。
皮膚科の先生は、本当にアトピーの原因を知らないのだろうか?
本当にステロイドを「上手に」使えば、この病はいつか治ると思っているのだろうか?
新聞で読んだが、産婦人科や小児科の医師が減る一方、増え続けているのが「皮膚科」と「眼科」だそうだ。命にかかわることなく薬を与えるだけの医療で、将来患者が増えることが予想され、残業がないからと書いてあった。
アトピーやアレルギー疾患は、医療界にとって美味しいところということか。

日本に異常に多いアトピー。
日本と外国の特異的な違いは何か?
「四季」があることと「水道水の塩素濃度が高い」ことだ。
細菌感染を助長するのに、こんなに適した国はあるだろうか?

アトピーを治すためには、皮膚科と全く異なる方法を選ぶしかない。
これが、医療をかじったことがない一般人が試すには、どれだけの回り道と
苦労と不安を伴うことか!!

私は歯科医だが、医療という分野と細菌についての特徴をいくらか知っているということで、子供のために頭をフル回転させてこの病の原因を知った。
だけど、朝から晩まで何十年も皮膚に携わっている医師が、いまだに
「原因不明」ということに甘えていることには納得できない。

ステロイドがダメならプロトピック?
もっと悲惨な状態になるのではないだろうか?
大事なのは薬の開発ではない。
「原因」を突き止めることだ。





アトピー完治 = 正常細菌叢の獲得!

2006-06-07 15:18:50 | アトピー
「アトピー完治とは、正常細菌叢の獲得だ」と、私は思う。

本にも書いたが、皮膚や体内の粘膜には、一定の寄生微生物、主に細菌で一部の真菌群という「正常細菌叢」が存在する。これらの細菌の種類や数は、栄養素の得やすさ、宿主の分泌する抗微生物因子の存在、酸素分圧、湿潤の具合などで決まり、細菌同士の相互作用などの要因により影響を受ける。

健康な皮膚は、この正常細菌叢のバランスがとれているため、外部の環境の変化にも適応し悪影響を及ぼす細菌を排除することができる。
しかし、アトピー患者はこの細菌叢のバランスが崩れているので、100パーセントの確率で黄色ブドウ球菌や真菌など、身体に害のある菌が検出される。そのため、保湿の具合や季節の変わり目に起こる気圧の変化、食物が分解され体内のpHの変化に耐えられず症状の再発を繰り返す、と私は考えている。

それでは、アトピーの人はどうして正常細菌叢のバランスが崩れてしまったのか?
私は水道水に含まれる「塩素」が大きな原因の一つだと思っている。

戦前にアトピーという病は日本に存在しなかった。戦争をはさんで日本では何が変わったのかと言えば、水道水に塩素が投入されたことと、ステロイドが普及したことだ。水道水の塩素濃度・ステロイドの濃度と比例するようにアトピー患者は増え続けたのだ。

訴訟の国、アメリカやヨーロッパでステロイド被害が日本より少ないのはなぜか?
海外では水道水に塩素が入っていることが稀であり、入っていたとしても濃度に上限があるからである。(日本には濃度に上限がない)
塩素は皮膚を容易に劣化させ、細菌叢のバランスを崩すにはもってこいの薬剤である。

アトピーが正常細菌叢の乱れからなるものだと理解できれば、なぜ、漢方や食事療法、温泉療法、海水浴、竹酢液、乳酸菌、、などの民間療法で改善する人がいるのか分かるだろう。それらの中には、必ずどこかに「塩素」と「細菌感染」を除去する役割が隠れているからだ。

今の日本の状況で、ステロイドを塗り続けてアトピーが治った人のほうが奇跡だと私は思う。