3.11 東日本大震災

３月11日、午後2時46分…
私たちにとって、忘れられない、忘れてはいけない事が起こりました

私はいつもの様に会社の机で、仕事をしていました
私の職場は築何十年もの古い建屋の２階の奥にあり、
正面口からは離れている場所にあります

会社の友達とは、地震がきたら、この建物危ないね…と、
いつも話していたくらいの建物で働いています

そして、午後2時46分…

初めはゆっくりグラグラと揺れる地震が起こり始めました
職場の人と「地震だ！」と話しているうちに、
揺れが大きくなり始めました

すぐに外へ出られる状況ではなかったので、
課長の声で、みんな机の下に隠れました

机の下に隠れると揺れは更に更に大きくなり…
ガラスが割れる音、棚が倒れる音、そして全ての電気が消え、
非常ベルが鳴る音が聞こえました

怖い…怖い…

ホントにホントに怖かったです
机の下に居る間、このまま建物が崩れてしまうかもという恐怖と子供の事、
家族の事…色々な事が過ぎりました
すごく長く感じた揺れがようやくおさまり、
課長が「外へ行くぞ！」と声をかけてくれて、急いで出ました

外へ出れた時には、全身の力が抜けて、しゃがみ込んで涙が出てしまいました…
と同時に、家族の事も心配でたまりませんでした

携帯電話は全く繋がりませんでした
保育園は絶対大丈夫という思いはあっても、
実際子供の顔をみるまでは、本当に不安でした

電車はすべて止まってしまい、信号も停電、
帰りは、同じ方面の人達と車を乗り合って帰りました
子供たちと会えたのは６時過ぎでした

パパは会社で残ってしなければいけない事などがあり、
帰りは12時でしたが、私と同じ会社なので無事な事も確認ができました
ただ、家に帰ってテレビを見て、
あまりの被害の大きさに、ただ、ただ涙が出るばかりです

私の会社には、被害の大きい、大船渡、陸前高田、気仙沼の出身の方も多く、
実家の安否がわからないと友人が何人もいます
その友人達の思いを考えると、すごく辛いです

そして実際に被害にあわれた方、家族の思い、
避難所での生活をされている方、救助を待っている方の事を考えると、
家族が無事で家がある事だけでもよかったと思わないといけない、
そして、今、自分達に出来ることは少しでもやっていきたいと思います

どうか、一人でも多くの命が助かりますように…

そして一日も早い復興を祈っています