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為せば成る為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

やろうと思えば何でもできる。できないのはやろうと思わないから。やろうとすることは他人のためではなく、自分のためになる。

第14戦イタリアGP:モンツァ・サーキット。。

2008-09-15 | Formula one
長い歴史のあるモンツァ・サーキット。。


イタリアではフェラーリの聖地。。
元F1ドライバーのF・モントーヤ(:マクラ―レン)は
『モンツァで勝つということは、フェラーリの聖地で勝つことであり、ただの1勝ではない』という。。

昨シーズンはフリー走行でK・ライコネンのクラッシュがあった。

今回のモンツァはここ数十年なかったウェットコンディション。。
そしてSC(:セーフティーカー)先導のスタート。。



今回ポールポジションのS・べッテル(:トロ・ロッソ)。。
SC先導という事は、TOPで初めてのローリングスタート。。



落ち着いてマージンを保ちながらTOPで第1コーナーに突入。。



一方、4番手スタートだったS・ボーテ(:トロ・ロッソ)。。
SC先導のスタートでまさかのエンジンストール。。
ということで最下位集団でのレースとなりました。。



これからのレースは年間タイトルを争うドライバーにとって、
1つも落とすことができない重要なレース。。

現在のタイトル争いを行っているのは…
L・ハミルトン(:マクラ―レン)=70ポイント
F・マッサ(:フェラーリ)=68ポイント
K・ライコネン(:フェラーリ)53ポイント

ということで…
自然と注目はこの3人に絞られる。。

まずはF・マッサ(:フェラーリ)。。
こやつは気分が乗った時には安定性抜群。。





何とか第1スティントでH・コバライネンの後ろにつきたいF・マッサ。。
中嶋一貴(:ウィリアムス)のTEAMメイトのN・ロズベルグをパス。。

コンディションが悪い中、少しずつ順位を上げていくF・マッサ。。
一方、中段スタートを強いられたK・ライコネン(:フェラーリ)とL・ハミルトン(マクラ―レン)は…



ベテランのD・クルサード(:レッドブル)に頭を押さえられる形でのレース展開。。
今シーズンでD・クルサード(:レッドブル)は引退し、この車に今回ポールのS・べッテルが乗る事が決まっています…。。

そして…


J・フィジケラ(:フォース・インディア)に引っ掛かりました(涙。。。
F1職人の異名をもつベテランドライバーです。。



相当マシンが重そうな反応を示しているように見えるK・ライコネン(フェラーリ)
何とかL・ハミルトンを抑えています。。。



でも…
あっけなくL・ハミルトンに先行されてしまいました(涙。。。
やっぱり今シーズンのK・ライコネンは車との相性が悪いのか、
K・ライコネンらしからぬ走りが多く続いています(涙。。。。。

そしてK・ライコネンをかわしたL・ハミルトン(:マクラ―レン)は…



次々と、危険な場面を多く見せながらのオーバーテイクをし続け…。。
やっぱり好きになれないドライバーですね(涙。。。。



果敢に攻めるT・グロック(:トヨタ)も序盤でスピン。。



K・ライコネンを抑えていたJ・フィジケラ(:フォース・インディア)がリタイヤ。。



F・アロンソ(:ルノー)もコースアウトをするほど、
コースコンディションは難しい状況になっている。。

その頃のLap Liderは…



大きなミスもなく、2番手走行のH・コバイラネン(:マクラ―レン)に10秒以上のマージンを維持しての完璧な走行。。

唯一の日本人ドライバーは…





1回PIT作戦で粘るものの…
これだけダウンフォースがついている雨用セッティングではさすがにTOPスピードは出ません。。。
ここはK・ライコネン(:フェラーリ)も簡単にラクラクオーバーテイク。。

そして2008年のイタリアGPを制したのは…


↑ポール・トゥ・ウィンで優勝のS・ベッテル↑

今までF・アロンソ(:ルノー)とL・ハミルトン(:マクラ―レン)が保持していた
F1の最年少記録をすべてこのS・べッテルが塗り替えました。。





トロ・ロッソTEAMにとっての初優勝。。
2回PIT作戦を選択したS・べッテル。。
PITクルーもLap Liderの車のタイヤ交換や給油は緊張したでしょう。。

S・べッテル(:トロ・ロッソ)の初優勝。。
それを歓喜するWinning Ran。。。。。。


レース後の車両保管所では…



もちろん1位ポジション。。



S・べッテルを迎えるトロ・ロッソのTEAMクルー。。



ポディウムの中央は新鮮で初々しいですね。。
でも今後のF1を間違いなく背負っていく人材になるでしょう。。



2010年まではフェラーリドライバーはK・ライコネンとF・マッサという契約が最近更新されたそうですが、
2010年以降はこのS・べッテル(:トロ・ロッソ)がフェラーリに乗るかもしれませんね。。
M・シューマッハやR・シューマッハと同じドイツ出身のドライバーですし。。。

S・べッテル(:トロ・ロッソ)はF1でポールポジションと優勝をするという夢を小さな頃から抱いていたとのこと。。
その夢を2日間でかなえたひと。。
どんな気持ちなのでしょう。。

S・べッテル(:トロ・ロッソ)のコメント
「すばらしいレース、すばらしい週末だ。ポールポジションも獲れたし、今日の午後の戦略もすばらしかった。
表彰式なんて、信じられなかったよ。僕の人生最 高の日だよ。この気持ちは決して忘れないよ。
それほど、信じられない気分なんだ。
これまでに僕が期待していた以上だ。チームのみんなのたくさんの努力に対 して、心の底からありがとうと言うよ。
シーズンを不本意なかたちでスタートしてから、僕たちはどんどんよくなっていった。
今日のコンディションなら、僕た ちはもしかしたら力の差を縮められるかもしれないと思ったんだ。
さらにもう少し努力するとか、アクセルをもうちょっと長く踏み続けたりすることによってね。
もう言葉にならないよ。
レースについては、僕たちはストレートですごく速かったけど、それは高いダウンフォースを求めなかったからだよ。
ドライになる かもしれないと思ったから、ドライのレベルのままでいたんだ。
視界の問題がまったくない、前方にいたことがカギだったね。
僕はすぐに、ヘイッキ(・コバラ イネン)との差を着実に築き上げていくことができた。
その後は、猛烈にプッシュしていたよ。
もしかしたら、時々限界を超えてしまったかもしれないね。
あわ やマシンコントロールを失いそうになったよ。
最終スティントでは、インターミディエイト(スタンダードウェット)タイヤを履いて、絶好の位置にいた。
僕の サインボードにずっと『P1』が表示され続けていたのが、信じられなかったよ。
でも、僕は集中し続けて、プッシュし続けて、集中を切らさないようにしたん だ。完璧な週末だよ」


このトロ・ロッソのマシン。。
実は9月18日に佐藤琢磨がテストを行う事になっています。。
エンジンはホンダではなくフェラーリ。。
フェラーリエンジンに乗る日本人も初めてですが。。
腕がいいのかどうかは分かりませんが、
本当に腕がいいなら、トロ・ロッソから来期はレースドライバーのシートを獲得できるでしょう。。
人生と運命をかけた1日。。
こちらもどのような気持ちなのでしょうか。。

おそらく佐藤琢磨にとってもF1で生き残る最後のチャンス。。
そのチャンスを最大限に生かしてもらいたいものです。。。


次戦は初開催のシンガポールGP:市街地サーキット。。
ここもF1の歴史に確実に残るGPになります。。
というのも、初のナイトレースですから。。

もうK・ライコネンは今シーズンは厳しいでしょうね(涙。。。
これからF・マッサのサポートを行うのかも知れませんが…。。

でも今回は…

おめでとう!!
S・べッテル。。


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5 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (きんごきんご)
2008-09-16 21:29:35
写真が増えてわかりやすい!

クラッシュしててもマシンが綺麗!

近くで見てみたい

返信する
Unknown (きんごきんご)
2008-09-16 21:31:41
ごめんなさい

クラッシュはしてませんでしたね

スピンでした
返信する
是非1度は…。。 (管理人)
2008-09-17 00:27:43
>きんごきんごさん
確かに凄いですよ。。
是非1度は生観戦をお勧めします。。

でも『はまりますよ』(涙。。。。。

ライン取りから各マシンの性能などを知るとなおさらですね。。
次にコースとマシンの相性なども分かると、寝不足まっしぐらです。。
返信する
Unknown (727)
2008-09-18 22:52:48
しかし、ほんとプロ仕様の画像だわ
セーフティカー先導のスタート今まで見た事が
なかったど、インディカーでは見た事あるけど
F-1でもあるのかや?
返信する
もちろんアリです。。 (管理人)
2008-09-19 21:13:49
1998年(?)のベルギーGP(:スパ)でのウェットレース。。

この時は大クラッシュが起こりました。。

それから安全性重視のレギュレーションに変更されていますで、結構ありますよ。。
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