最近,ちょっとした勉強会をしています..
ほぼ新人さん,2年目の作業療法士を対象にしていますが,
最近,特に思う「専門職」について..
作業療法士って,
「理学療法士および作業療法士法」という法で定められた国家資格なんです..
今日は美容室に散髪に行き,
「美容師」という同じ国家資格を持つ人たちとお話をしてきました..
一応…
「美容師法」として厚生労働大臣より免許を受けるという意味では同類の国家資格です.
美容師さん曰く,
1年目は掃除などの雑用を行いながら勉強の日々…
(これが結構つらく,リタイヤする人も多いとか…)
2年目はシャンプーなどでちょっとずつお客さんに触れる機会が…
(早ければ2年目でカットができるというエリートもいるとか)
3年目でようやくデビュー(?)
朝早くに出勤して,準備..
遅くまで残って勉強..
週に1回は必ずみっちり3時間の勉強会があるようです..
一方,作用療法の世界って…
養成校を卒業して,国家試験に合格すれば…
大ベテランと全く同じように患者さんと触れ合う..
これが非常に怖くて…
とにかく必死に勉強して,知識や技能を磨き続けました!!
でも最近では…
必死に勉強する若手を見ることはほとんどありません(涙..
(自分の周りでは…)
県外に行くと,非常に熱い作業療法士の卵や若手が沢山いますけど…
こちらでは,何か雰囲気が違う…
営業をしたり,口コミで宣伝したり,などサービスの質が高くて当たり前..
むしろ,どこの美容室よりも質の高いサービス(接遇や技術)を提供できるかの戦争..
これに勝てなければ倒産の危機に…
我々は,あまり営業なんてする機会はありません..
生活期に関わる医療施設(療養病床など)や介護サービス事業所などは,
営業をして紹介を頂けるように動く場合もありますけど…
「救急車」がお客さんを乗せてやってきます…
なので,食い外すことはありません..
でも…
こんな考えを持たれては,専門職の存続の危機ですね(汗..
救急車で来る患者さんは病院を選べない…
どのような状況であれ,
個々人の患者さんに合わせた作業療法サービスを提供しなければなりません..
いっそのこと,美容業界のように競争社会になればいいのに…
そしたら,面白いことが起きる(笑..
ダメなやつは「戦力外通告」でクビ!!!
これでこそ,本当の専門家集団が存続できるはず..
勝手ながらそう思いながら今まで従事してきました..
作業療法の世界は甘すぎる..
素敵な若い作業療法の芽が,できるだけ多く存続できるように,
今の若い作業療法士の方々には,いい失敗を重ねて,
ドンドンスキルアップをして欲しいです..
そのためのお手伝いならなんなりと…
そう心から思います..
まぁ…
ぼちぼち頑張ろう..
携帯での撮影です..
1日45分から60分にしたいけど、体感障害に有効な
運動とかあったら教えてちょ