日刊真琴コール!

アイスリボン所属のプロレスラー真琴選手について日々思うこと

【真琴物語】6・なぜ傷つけ傷つけられなければいけないのか

2007-09-25 | Weblog
「ついてはいけないものの、なんとか辞めずに練習を続けました‥

そしてついに、『25日、りほとシングルね』
と、初の試合を組んで貰えたのです‥

デビュー戦です‥



千本桜ホールで、りほちゃんを相手にデビュー戦をし、秒殺されました‥

それも悔しかったのですが、
問題は、負けた私が去った後に聞こえてきた言葉‥


『‥真琴は対人恐怖症で中学時代は登校拒否、高校も中退‥』


え‥

なぜ?
どうして?


他の人からしたら、別にどうもしないような内容かも知れない‥

ですが、私にはショックでした‥

本当にそうだったから

とても履歴書には書けないような、暗くて醜いところ‥

人に知られたくないもの‥

それも、数人程度ではないのに‥


始まりだったその日に
人生が終わってしまったかのような気持ちになりました‥


私がプロレスを続ける限り、『対人恐怖症』というレッテルを貼られてしまうんだ…

私は病気の人間…

普通の人とは、違う目で見られてしまう…

プロレスが好きなのに‥


悔しかったです

試合後、密かに泣きました…

この時初めて、『辞めたい』とも思いました‥

今思い出しても何故か泣けてきます‥

その時は本当に悩み、葛藤ばかりでした‥

ですが、不思議なことに
今では寧ろ感謝しているんです‥

色んな団体に出させて頂いたり…
応援して貰えたり、
雑誌や、テレビに映ることができたりしたのは…

『対人恐怖症の真琴』であったからだと思います

こんな私でなければ、きっとこのような沢山の縁はありませんでした…

だから、今では全然気にしていません

これは、一年前よりも強くなったという証でしょうか‥?

真琴」



最近この話を聞いた時、真琴物語を書いてもらおうと思いました。

「えっ!対人恐怖症以外になにか個性があるの?」と驚いたからです。

人前に出ると言うことが何かわからないまま、1年プロレスをやってきたのです。

17歳の真琴には、誰もが共感しうる揺れ動きの魅力がありました。