【真琴物語】４・いつかどうにかなるなんて、そんないつかは絶対こない

３からの続きです。



「さくらさんvsお船さん…の話です。

お船さんのファンだったので、最初は『お船さんが見れる』とわくわくして見ていただけでした。

ピンキューなセーラー服がかわいいです…

しばらくして、どこか『日本むかしばなし』のような曲が流れはじめました。

♪♪♪
ぴちぴちぴちっぴち

『日本むかしばなし』風かと思っていたら、明るげな歌だったのでびっくりした覚えがあります。

変わった入場曲だなぁ…などと思いながら見ていると
小さな女の子達を連れて入場してきたさくらさん。

今よりも、ほっそりでした…


試合はよく覚えていないのですが、初めてみたさくらさんに興味を惹かれ、
思わず『プロレスカラー名鑑』を開きました。

すると、さくらさんの欄には『我闘姑娘を設立』…などと書かれていました。

気になった私は、当時は使えていたパソコンで

『われ、たたかう、こじゅうと、むすめ』と一文字づつ変換していき、検索しました。

すると、ピンキューなかわいらしいＨＰが表示されました。

わくわくしながら見ていくと、『アクション体操…募集』
との文字がありました。

書いてあった文は忘れてしまったのですが、練習生募集、のような文章でした。

そのときに

『よし、ここにしよう!!』

と、図々しくも、ひそかに心に決めたのです…

ですが、すぐ実行には移せませんでした。

『いつかどうにかなるだろう』
という根拠のない自信が、まだあったのです。

そしてまた日々は無意味に過ぎてしまいました…………。


翌年の２月に、なんとなくつけたサムライTVで
今をときめく『ひかりちゃん』のデビュー戦がやっていました。
びっくりしました。

『こんな小さな子(年齢)がデビューなんて…』

ここで、なぜか焦りがうまれました。

いつかではなく、
今、はじめなくては…。

そう思い、かつての我闘姑娘の掲示板に

『練習生になりたいです』

と、書き込んだのです…


真琴」




書き込みがあった時、本当に嬉しかったです。私も！なんて、何人か書き込みがあったりしました。