アカネ科の着生種の育て方になります。養分は中のアリが貯めた食物や排泄物を摂取しますが、液肥を撒いても効果があります。
このことから成長のための養分は内部だけでなく外部(根など)からも摂取していると言えます。
熱帯雨林、又は高地雲霧林に生息するため水は好みます。
根は常に湿っている方が理想ですが、根が張っていればある程度の乾燥には耐えられます。
高い樹上で生活していますから風は必要です。
無風状態では病気や蒸れで腐敗を起こしやすくなります。
ヘゴ付け活着苗で観察した場合、12月の日中野外温度13℃まで耐えられたようなので、最低気温 15℃ が理想です。
通常のアリノスダマ、(タイ産アリノスダマ H.fotomicatum)は寒さに弱く日本では難しいとされています。
芽が動かず枯らしてしまう人が多いのですが、一番は冬場の温度の問題のようです。
その次が湿度です。
一般の多肉植物は冬に温度が低くなると水遣りを減らして対処しますが、この種は温度と湿度を要するためこの期間を乗り切るのが難しいようです。
これらのもののネックは何しろ温度と湿度のようです。