
今年の芥川龍之介賞はあらゆる意味で異例でしたね
あの盛り上がりを見ていると、『時の本』とはこういうものかと感慨深いものがありました。全ては火花に始まり火花に終わったという感じです。
本書に関しては、あのラストシーンに不満を抱き、辛辣な意見も多く見受けられましたが日本人はハッピーエンド至上主義と云われていますので致し方ないのでしょうか。
時を同じくして芥川賞に隠れる形となってしまいましたが、それでも本命は直木三十五賞です
東山彰良 門井慶喜 澤田瞳子 西川美和 馳星周 柚木麻子
豪華絢爛な候補者の中、東山彰良さんの『流』が受賞されました。
この中での読了は、流とアンタッチャブルのみなので、まだまだ楽しみが残されています。
とりあえず流は単純にお薦め、アンタッチャブルに関しては不夜城や鎮魂歌などの名作を先に読んでいる人には物足りないかもしれません。
賞レースとは関係ないですが、今さらながら読んだダヴィンチコードが物凄く面白かったです。
そういえば読書会に参加して4年になりました。
自分では辿り着けなかったであろう本と出逢う事ができたり、本職である小説家の方とお話する事により読書の楽しさや向き合い方、あるいは文字と文章の本質的な効果を教わったりと充実しています。
最近では読書会が全国的な広がりを見せているので参加してみるのも良いかもしれませんね
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