除霊などの名目で5人から計約1億2000万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた滋賀県高島市マキノ町海津、無職旭イソエ被告(59)の論告求刑公判が26日、地裁(沢田正彦裁判官)であり、検察側は「犯行は悪質で、常習性も顕著」として懲役10年を求刑。
弁護側は最終弁論で「民事上の債務不履行にすぎず、詐欺ではない」と無罪を主張し、結審した。判決は6月7日。
起訴状などでは、旭被告は2004年7月~07年10月に、「シャーマン」と名乗るなどして男女5人に対し、「不幸は悪霊につかれているせいだから、除霊を行う。後日返すから、お供えに金を預けてほしい」などと偽り、計約1億2000万円をだまし取った、としている。
弁護側は最終弁論で「民事上の債務不履行にすぎず、詐欺ではない」と無罪を主張し、結審した。判決は6月7日。
起訴状などでは、旭被告は2004年7月~07年10月に、「シャーマン」と名乗るなどして男女5人に対し、「不幸は悪霊につかれているせいだから、除霊を行う。後日返すから、お供えに金を預けてほしい」などと偽り、計約1億2000万円をだまし取った、としている。