にいたんのリスニングルーム

リラックマ好きなベース弾き 新岡誠のブログ

1週間前の、ですが。。。

2009年08月24日 | ニュース

Bill_tapia_news001   8月17日(月)付の朝日新聞夕刊に、先日ご一緒したBill Tapia日本ツアー最終公演のことが、記事になっていました。

  (新聞提供ありがとうございます>Hさん)

 

  音楽評論家の悠雅彦氏が書いたものですが、そこであっと。

  演奏終了後、辻さんとステージ袖で談笑しているところに、お声をかけてくださった方、たしか「ゆう」さんって言ってた。

  こんなところにこんなステキな記事を

 

 

  そう言えば、あの日のステージが始まる前にいっぱい来ていたマスコミ(←彼ら向けのミニライブと記者会見が、第一部が始まる前に催されたのです)、いったいどこでどんな記事を書いていたんだろう。

  気~に~な~る~

 

 

  追伸:

  ビルさんの顔の横に写ってるのは、ボクの楽器と左手です(笑)。

  いくら夏だからといって、「写りこんだ何か」ではありませぬ~ 稲川さ~ん

 

 

  せっかくですから、記事全文を(メールで全文を提供、重ね重ねありがとうございます>Hさん)。

  でも、問題があるといけませんから、遠慮がちに控えめな文字で

 

 

ステージ「ビル・タピア」
~粋でスマートな老匠~

 

 いまどき、こんな人知れぬ驚きに出会えるとは思ってもみなかった。小さなウクレレを操ってメロディーはおろか、巧まぬ自在さで即興演奏を繰り広げるビル・タピアのひょうひょうとした至芸をどう賛嘆したらよいのか。詰めかけた人々も同じ思いだったろう(9日東京渋谷JZブラット)。

 即興演奏が並じゃない。皮切りの「オール・ザ・シングス・ユー・アー」。複雑な和声進行を縫って親指1本が弾き出すメロディックラインは、スイング時代の名だたるギタリストを彷彿させる粋でスマートなもの。 1908年ハワイ生まれの101歳と聞けば驚きは倍増する。ルイ・アームストロングやビリー・ホリデイとも共演し、レスター・ヤングよりも1歳年上!の演奏家が、信じられぬ元気さで淡々と、かつ達者なアドリブ演奏を目の前で繰り広げているのだ。おまけに「トゥ・ユー・スイートハート、アロハ」など数曲では洒落たボーカルも。ときに軽口をたたきながら約1時間、アンコールの「ヤング・アット・ハート」までの11曲を疲れも見せず演奏しきった101歳のパワーと音楽する歓び。驚かぬ人はいまい。

 が、これにとどまらない。お相手はギターの辻邦博、ベースの新岡誠。この来日が初手合わせとは思えぬ息の合った演奏といい、共演者を信頼し切って何の指図もしない老匠の心境といい、数曲でウクレレ奏者P・イーノスやフラダンスも加わり、爽やかで心地よい交歓が印象深い最終ライブだった。

 米西海岸からハワイを経由して7月に来日し、2週間以上ツアーして回ったとは、またまた驚かざるをえない。「イグザクトリー・ライク・ユー」のアドリブでは背面弾きも披露。老匠は心憎いエンターテイナーでもあった。

                               (悠雅彦・音楽評論家)


来週のフライヤー

2009年08月21日 | スケジュール

090824all_of_me_club   カーナビが悲しいことになっています

 

 

 

  音声案内はするのですが、画面が見れたり見れなかったり。

  長距離に出掛けるときなど、頑張ってほしいのですが、到着する頃に、やっとこさ画面が出たり。

  週末はお休みと心得ているのか、うんともすんとも言いません

 

  それでいて、演奏休憩中に、他のミュージシャンと「もう買い換えようかと思うんですよ~」って話すと、「ヤバイ、捨てられる」と思うのでしょうか、帰りの車ではイイ子にしてたりしますマッタク

 

 

  話題がそれました

 

  きたる8月24日(月)に六本木All Of Me Clubにて、3管+ピアノトリオ、それにボーカルが2人と、大所帯のバンドがライブをやります。

  このユニットで演奏するのは、もう何回目でしょう。

  今回は、トランペットに名手・宮本やすしを迎えて、バリバリドカンドカンやります(笑)。

 

  皆様のお越しをお待ちしておりま~す


時の記録と記憶

2009年08月17日 | スポーツ

  最近、歳をとったせいか、日本人のスタンダード的な時間の過ごし方も悪くない、と思うようになりました(笑)。

 

 

 

  穏やかな日曜の午後、何年かぶりにアタック25にチャンネルを合わせたら、夏休み特集として、現役の高校の先生と高校生の混じった4人が回答者としてやっていました。

 

  優勝したのは、ラサール高校のクイズ研究部部長・御手洗クン。

  パネルをすべて彼の色である、白に染めてのパーフェクト優勝でした。

  聞けば、パーフェクトは11年強ぶりだとか。

 

  アタックチャンスの時に、17番を埋めて、司会の博多華丸ジャナカッタ児玉清さんに、そこを押さえるのは間違っていないか的な質問に対しても、最後のパネルを開けて答える映像クイズに対して、このあたりが開いていると有利だという、パーフェクト達成よりもまず確実に最終問題を答える準備をしているのも、ちょっと高校生らしからぬ冷静さで、とにかく群を抜いて強かったです。

 

 

  その後(日本人のスタンダード的な時間の過ごし方の延長として)、笑点サザエさんにもチャンネルを合わせたのは、言うまでもありません

 

 

 

 

  最近、歳をとったせいか、朝早く目が覚めるようになりました(爆)。

 

 

 

   明け方にテレビをつけたら、ちょうど世界陸上をやっていて、男子100mでウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、9.58秒という驚異的な数字をたたき出して、金メダルを手にしました(このニュースに関してのリンクはこちら)。

 

  前日の予選を見ていたので(砲丸投げも面白かったなぁ)、どうなるか気になりながらの就寝ではあったのですが、早くに目が覚めちゃうっていうのは、どうもいただけません

  昼過ぎに、保育園児と同じタイミングで、お昼寝してることもしばしば

 

 

  彼はたぶん200mにも出場予定のはず。

  再びタイソン・ゲイ(アメリカ)との対決が、今から楽しみです

 

 

 

 

  最近、歳をとったせいか、涙腺が緩くなりました(涙)。

 

 

 

  日本では8月に、お盆や終戦記念日、御巣鷹山の航空機事故など、お亡くなりになった方々を振り返り鎮魂する、大切な時間があります。

 

  どんな方々にも、お一人お一人にそれぞれ人生のドラマがあって、そのお話に触れるたびに、長く深く刻まれた時間を感じずにはいられません。

 

 

  今日、『夕凪の街 桜の国』(こうの史代著)を、文庫で買ってきて、一気に読みました。

 

  全部で100ページにも満たない、3部作の読み切り短編漫画だとは知らずに、なぜか携帯電話のメモ機能に記しておいた一冊でした。

  マンガを買って読むのは、いつ以来でしょう。

  ここのところ活字ばかりで、『MONSTER』(浦沢直樹著/リンクはTVアニメ版のHP)以来、マンガはまともに読んでなかったかも。

 

  このマンガには、ヒロシマに係わった二人の女性が主人公です。

  ひとりは、13歳のとき被爆して、23歳になった時の女性の、心の奥底に眠る記憶が、淡い恋心とともに「夕凪の街」で描かれ、

  もうひとりは、昭和末期の時代に生きる被爆二世と、被爆者差別ともとれる考え方が「桜の国(一)」で、平成になった登場人物たちのその後が「桜の国(二)」で描かれています。

 

  自分が今まで接してきた原爆の話とは、明らかに違う視線から描かれたものだったので、受け止めるのに、正直、ちょっと躊躇しています。

  もう原爆とは関係ないと思われる時間の経過や世代が、その苦しみから解放されていないことに驚き、もしかしたら自分がずっと東京に生まれ育っていることで、広島や長崎で生まれ育った人とは、同じような平和教育を実は受けてきてなかったんじゃないかって。

 

  この作品について、懇切丁寧に感想を記した方がいらしたので、リンクを貼っておきます。

  多少ネタバレにも通じるので、本編を読んでからと考えている方は、読後のチェックをお勧めします。

  でも、そちらを読んでから、興味を持たれて、本を手にするっていうのもいいかも知れな~い

 

  ちなみに映画化されて、DVDにもなっております。

  ボクはまだ観てない(というか、その作品の存在すらも今しがた知ったばかり)ので、こちらの感想は出来ません(苦笑)。

 

 

 

 

  ボクには、まだまだ知らないことが沢山ありそうです。

  いろんなものを心に刻み付けなくちゃ。


ビル・タピア初来日公演を終えて

2009年08月10日 | 日記・エッセイ・コラム

090809221537_2   BILL TAPIA Japan Live Tour が、無事にすべての公演を終えました。

 

 

 

 

  初めてこの協演のお話を、辻さん(g)から電話でいただいたのが、6/17(水)、柏でのリハーサルを行ってる最中でした。

  誘ってくださって、本当にありがとうございます!>辻さん

 

  出先だったこともあって、友人に「申し訳ないけど、ビル・タピアってウクレレ弾きのおじいちゃんのことを調べてくれ~」とメールして、帰りの車中で、送ってもらった資料を読んだのが、すべての始まりでした。。。

 

 

  それから、今回の事務局の担当・斉藤さんと、大森駅のエスカレーター脇のベンチで(その節は、わざわざこちらまで来てくださったのに、スタバの座席を確保できずにすみませんでした~>斉藤さん)打ち合わせ。

  7月に入って、サザンの関口さんや音響の福永さんを交えて、祐天寺ポエポエでの、日本スタッフによる初顔合わせ&打ち合わせ。

  来日した直後、急遽ベースが欲しいと言われ、駆けつけた横浜大桟橋での初顔合わせでは、リハーサルも満足に出来ずにステージの上へ。

  ホテルの一室での、慣れないハワイアンナンバーに四苦八苦しながらのリハーサル。

  目黒でのセッション、横浜スタジアムそばのライブハウスでの見学、そして昨夜の渋谷の2本の最終公演。。。と、怒涛のごとく時は過ぎていきました。

 

  すべてが、楽しい思い出です

 

 

  それはまるで、最後のステージ開始直前の地震の様(震度4だったそうですね。 それにしても、けっこう長い揺れだったなぁ)でもあり、今近づいてる台風9号の土砂降りの雨の様でもあり

 

 

  僕個人の精神的には(父の入退院のことも重なってか)、お祭りの準備のようなわくわくどきどき感をともないながら、気持ちが徐々に高揚し、いざお祭り本番を迎えて、弾けて騒いで、そして祭りの後の、充実していた心に、ぽっかりと穴が開いたような虚脱感というか、なんとも言えぬ寂しさが去来し。。。 クレッシェンドとデクレッシェンド

 

  彼がどう弾きたいのか、エンディングはどう迎えたいのか、最終日になってやっと分かってきたところでした。

  それももう終了なのかと思うと、、、淋しいなぁ。。。

 

 

 

  約2ヶ月間という、短い間での準備期間で、これだけ自分の心に残るステキな時間を過ごせたことに、心から感謝してます。

 

  各ライブ会場に足を運びくださり、ビルさんを始め、パットさんや、ボクを含めた共演者に、優しく温かい瞳で見守ってくださったオーディエンスの皆様に、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

  ありがとうございます。

 

  また、関口さんはじめ、ポエポエのスタッフの皆さんや、ステージに華を添えてくれたフラの皆さん、PAや撮影・ライブ収録スタッフ、通訳、メディアの取材陣、各店舗の従業員さんに至るまで、表に裏に気を配り、それはまるで手作り感たっぷりのハワイアンキルトのような、優しくて温かいご配慮をありがとうございます。

  皆様のおかげで、ステージ上で音楽を組み立てていく事のみに、気持ちが集中できました。

  本当に感謝します。

 

 

  だ、だれか、もれてる人は、い、いないかな?

 

 

 

  今日の成田へのお見送りは、残念ながら叶いませんが、是非また再会出来ることを願ってやみません。

  もちろん、今回のスタッフもみんな一緒に、です!

  Mahalo!!

 

 

  今回のご縁で、ポエポエからウクレレを1本買いました~

 

  えっ、楽器の画像ですか?

  それはボクのステージを観に来てくだされば、もしかしたら出逢えるかも~