朝日新聞のネット右翼記事

朝日新聞2006年5月5日の記事です。

上の朝日新聞にあるように
(前略)
>議論の場から離れることを一時も許さない「ネット右翼」だ。
>数年前からネット上で使われだした言葉だ。自分と相容れない
>考えに、投稿や書き込みを繰り返す人々を指す。右翼的な考え
>に基づく意見が殆どなのでそう呼ばれるようになった。
(中略)
>30代半ば。かつては小説を出版したこともあるがいまは無職。
>両親と同居し、昼夜逆転の生活。「観戦席」は自宅２階、６畳の自室だ。
(中略)
>「たかだか200や300の批判で黙られても困りますねえ。あれじゃあ
>議論にならない」男性はそう冷やかす。
(中略)
>「あれはもはや、議論とは言えない」

これは朝日新聞記者がネット右翼(の中の人)を直接取材した例ですが
これも「ネット右翼≒ニートetcの恵まれない人達」という事例の証左です。

特に「あれはもはや、議論とは言えない」というのはまさにネット右翼的です。
単に煽って喜ぶ(つまり心的ストレスを緩和する為の代償行為そのものです)事は
まさにネット右翼なのですな。主張したい事は何もないのです。
自我が未確立な人間が心理ストレス緩和の為にカキコしているからです。
(平たく言うと、かきちらして憂さをはらしている、という事です）
だから記事内に出てくる大学教員は右派的主張は持っているようですが
単に保守的主張であって「ネット右翼」ではないのが読み取れます。

多少、心理解析的な話になりますが、自我が未確立な、
そういう(ネット右翼の中の)人と右翼的主張は極めて相性が良いのです。
心理学では“自己同一化”と呼びます(レバニラ炒めのレバーとニラみたいなもの‥)。
リベラル的主張は自我が確立した方が持ちやすいので、そういう(ネット
右翼の中の)人がネットだけ多くてリアルであまり見ないのは自然な事です。
つまり「ネット右翼の世界はドアと玄関と窓と壁の内側に閉じられている」からです。

朝日新聞の取材のおかげでまた一つ
「ネトウヨ≒ニートor不登校orひきこもりorフリータ等の恵まれない人達」
という証左を積み上げる事が出来ました。

<追記>
コメントで指摘がございましたのでこの朝日の記事のネット右翼(の中の人)は
どちらかというと、ネットイナゴ、に近いという事のようです。
右翼的主張をするよりは単に炎上を楽しんでいるようなのです。
(ただ、、「ネット右翼の厳密な定義は難しいので大まかには
ネット右翼に入るかもしれません」辺りが苦しい言い訳になるでしょうか)