◆◇◆◇◆◇Korea◇◆photo◇◆ bLog◆◇◆◇◆

◆◇PHOTO◆◇PHOTO◆◇PHOTO◆◇PHOTO◆◇PHOTO◆◇

イム・スジョン、映画『幸福』を語る

2007-10-04 | Screen
 

 女優のイム・スジョン(Lim Soo-Jung)が再び涙を見せた。幸せのあまり泣き、遠ざかる幸せに泣く。彼女は映画『幸福』で大人の成熟した愛の物語に挑戦した。

 肺の病をわずらっている女「ウニ」(イム・スジョン)は肝硬変で痛みに苦しむ男「ヨンス」(ファン・ジョンミン:Hwan Jung-Min)に出会う。「ウニ」は「息が切れると死ぬ」と言われながらも、幸せをつかむために走り続ける。イム・スジョンは「いつも泣いていますが、今回はもっともっと胸が締め付けられる熱い涙です」と語る。

■涙とは切っても切れない縁

 イム・スジョンの姿は「ウニ」のようにか細い。白い肌と明るい照明のせいで大きな瞳がさらに大きく見える。「映画のように体が悪いわけではないですよね」と聞いてみた。
 
 「(笑いながら)元気ですよ。あるとしたら季節の変わり目に風邪を引くとか、へんとうが腫れるとかいう程度です。痛々しくて弱々しいとよく言われますが、実際は運動が好きなんですよ」

 涙とは切っても切れない関係であることを、イム・スジョンは素直に認めた。同作で1人用の遊具に乗っている「ヨンス」を見て別れを予感し、涙を流す場面は1枚の絵画だった。

 「映画の外ではほとんど泣きません。作品の中ではキャラクターになり切ります。私だけじゃなくて他の女優も涙とは切り離せません。これは韓国女優に等しく求められる部分じゃないでしょうか。泣かないキャラクターも多いですが、まだ経験したことがなく残念です」

■『幸福』は特別な作品

 イム・スジョンは同作に格別の愛着を感じている。その幼い外見のせいで、これまで主に実際の年齢より低い役を演じてきたが、今回は一番女性らしい役を演じた。彼女はまず、同作の演出を手がけたホ・ジノ(Heo Jin-Ho)監督について語り始めた。

 「ホ監督の作品には以前から出たいと思っていたんです。監督は真の大人の恋愛を描いていて、私もそういう演技がしたかったから。一緒に仕事をしたかった監督なので、今回の作品は特別なんです」

 「ウニ」は純粋の象徴だ。自分も病気なのに、同じく病をわずらっている男を助けようと誠意を尽くす。そして心が離れた男への気持ちを一晩で整理して、彼の行きたいところへ送り出してやれる女性。イム・スジョンは「ウニ」という人物を理解するために多くの努力をしたという。

 「本当にこんな女性がいるのかしら、と思いました。でもいざ演じるとそんな疑問はすぐになくなりました。『ウニ』は幼い頃から療養所暮らしを始め、人生を悟った大人の女性です。あれこれ求めず、いつも現実に最善を尽くしています。それが彼女の長所であり短所です」

■実は積極的?

 イム・スジョンが恋愛をしたなら?

 「私は回りくどくありませんよ」と言って笑った。はにかみ屋で純粋なイメージとは違い、彼女は積極的になると語った。

「『ウニ』は『ヨンス』に一目ぼれします。私も経験こそありませんが、一目ぼれを信じています。でも私は頻繁に会うことで感情を育てていく方です。誰かを好きになれば好きだとはっきり言いますよ」

 イム・スジョンは芸能活動を始めてはや10年。1998年に雑誌のグラビアでスタートし、演技は2001年KBS『学校4』でデビューした。

「演じたい役がとても多いんです。アクションやスリラーなど全部好き。男を惑わせるようなキャラクターもどうかな?女優をしながら悩むことがあるとすれば、いろいろな人物を演じるため多重人格になることです。でもそれも『幸福』です」


最新の画像もっと見る