シーズン5まであるアメリカのSFドラマです。制作陣に有名なJ・J・エイブラムスがいます。
スタートレックネクストジェネレーションの最終シーズンの前に観ていました。
主人公はFBIの女性捜査官ですが優秀さを買われ、不可思議な事件の捜査をする「フリンジチーム」という部署に抜擢されます。
優秀な捜査官とはいえ、いつも一般的な科学知識では説明できないような事件で捜査が難航するため、FBI外部(天才だけど精神的に病んでいる科学者とその息子)の助けを借りて事件を解決するというストーリーです。
個別の事件だけでなくドラマの中心となる話(事件)も起こります。
フリンジ(ドラマ内では”非主流科学”と表現される)という題名の通り、ストーリー中に(現実世界では)最初から理論的に破綻していたり、説明当初は現実世界でも通る理論だったのに突然あり得ない理論がしれっと混ぜ込まれ、とSFドラマとはいえ技術的・科学的な部分がそんな感じのぶっ飛んでいるドラマです。
人によって好みがわかれるとは思いますが、個人的には「フィアーザウォーキングデッド」よりずっと面白いと感じました。
以下、ストーリーのネタバレではありませんが、知らない方が面白いと思うのでご注意を。
単発の事件を解決するだけではなく、それらの事件が実は複雑に絡み合っていたり影響をしあっています。
それと、シーズン1からの各話で起こっていることがうまいこと後半のシーズンの鍵になるように使われています。
「これは最初の方で!」「あれはこういうこと!?」と後半のシーズンでは2,3話に1回ぐらい驚いていました。
本当にこれほどうまくネタ(伏線に思えないものもある)を回収しているドラマはあまり思い出せません。
更に蛇足ですが、個人的に主人公の相棒のFBI捜査官がイイ奴で好きでしたが、*本人*は早々に退場してしまったのがショックでした。
#ああ! チャーリー!