友達って・・何だ?

流石にこの歳で迷う事も無いんだけど・・・。

昨日、新潟時代の友達から連絡があった。
もう１人の年上の友達の事で・・・。

少し前、連絡が取れないからとやはり私にメールが来たのだけど、
私はもう彼女とは何年も連絡を取っていない。
が、電話が止められているようだというので手紙を出してみた。
彼女が、昔送ったらとても喜んだ小田さんの葉書で。
返事は無かったが、
昨日の友達の話しでは葉書は届いているらしい。

彼女の様子が尋常でないことに気付いたのは
電話での話があまりにも荒唐無稽(私には)なので、
その連絡して来た友達と２人で突然千葉の彼女の家を訪れた時だった。
荒れた家の内外。
玄関より中に入れようとしなかったけれど、
そこから見ただけで充分過ぎるほどだった。

それまで電話で年下ながら彼女を叱咤していた私達だけど、
とてもどうにかできるようなもので無いと気づいた。

あの頃はまだ子ども達も幼くて、動かない彼女を『どうして?』と腹立たしくもあった。
こども達の悲しそうな顔が思い出されてしまう。
けれど、両親も兄弟もおり、ご主人もいる彼女に『友達』である私は何も出来なかった。今も出来ないだろう。

連絡して来た友達は、今までに２度お金を貸している。
驚くような金額ではない。
だが、今回も電話が掛かってきたと思ったら借金の申し込みだった。
お互い同じような年頃なので大学生や浪人生、高校生。。お金もかかる子供達だ。


私は前回も金銭の貸借は止めた方がいいと言ったし、今回も同じ。
３度目の借金の申し入れにガッカリしたとその友達は言った。
『可哀想だと思ったから今までは貸したんだけど・・』と。
友達なら借金の申し込みはするべきではないし、可哀想だと哀れんでもいけないんだと思う。

と、こう書いてきたけれど、
私は杓子定規で『～～でなければ』『～～であるべき』と
さも模範的なことを言ってる自分がイヤになる時がある。
そこから動けない自分を感じる。
子ども達も私のこういう性格が負担だったろうと、少しは柔らかくなった頭が感じる。

誰か彼女を病院に連れて行ってくれないだろうか。
何年も彼女はあのままだ。何も変わらない。