goo blog サービス終了のお知らせ 

隠居部屋(書庫)

「十・二・国・記」の二次創作メイン

麒麟と使令

2009年08月10日 | 竹藪(モウソウ・ダケ?!)
「隠すことでもないだろう。
麒麟は妖魔を僕としてつかう。妖魔に契約をもちかけるのだな。
契約を交わした妖魔は麒麟に服従し使役される。その代わりに麒麟が死んだあとは、その死体を喰っていい」
          「月の影 影の海」

「…使令は麒麟を食べて、麒麟の力を己のものにする」
「…麒麟が死んだあとに死体を食べて、新しい力を得て野生に還る…」
          「風の海 迷宮の岸」


まず、最初の疑問

麒麟が死んだあと、その遺体は使令が食い尽くす…ま、それはいいとして。
そのあと、使令だった妖魔はどうするのだろう?
麒麟が死ねば、契約は終る…自由の身になるはず、しかも麒麟の肉を食べることで、新たな力を得る。
(雀胡のパワーアップなんて、なかなか楽しみですぞ…笑)
また、元のように黄海に戻って暮らすのだろうか?
だとしたら以前に使令だった妖魔が、また別の麒麟の使令に下るなんてことも、あるのだろうか?


次の疑問
そもそも、妖魔の寿命ってどのくらいあるのだろう?
使令でなくなったあとは、どうなるんだろう?
仙籍を離れた人間と同じになるのだろか?
せっかく、長いオツトメを終えて、娑婆にもどっても寿命が残り少ないのでは、つまらなくはないか?


使令である間は麒麟が気脈から受ける気力によって生かされているわけで、食事をする必要はない。
六太の使令である悧角なんか、その状態で500年以上も生きているわけだ。
消化器官が退化しないかな?なんて、余計な心配をしたくなるけど。

結局は、
「…妖魔や妖獣については、わからないことのほうが多い。妖魔と妖獣がどう違うのかも、実を言えば、よく分からんぐらいだからな」
「連中の生まれる木がどこにあるのか、そもそも連中の寿命はどのくらいなのか、どうして妖魔や妖獣は牡しかいないのか、智恵はあるのか、人語を解するのか、妖魔はどこから涌くのか、何を嗅ぎつけてでてくるのか、…何ひとつわからん。分からないから、確実に身を守る術がない」
          「図南の翼」

…それって、ちょっとズルイんじゃないのと思ってしまった…


ひとつだけ、マイ設定を提案。
女怪は、使令だけど麒麟とほぼ時を同じくして死ぬ。
つまり、他の使令から麒麟の遺骸を守って、食われる。
…だって、あんなに可愛がって育てた麒麟を女怪が食らうなんて、考えたくないから。
それに、麒麟が死ねば女怪の存在意義そのものがなくなるわけだし。

傲濫は泰麒が死ぬと汕子と泰麒の二人を食べるわけ。
ま、食べ過ぎ・・・とはならないと思うけどね。

コメントを投稿