MosPパフォーマンスとメール通知

MosPのメール連携について情報がないか検索していたら、
MosP勤怠のパフォーマンス低下に対処した資料を見つけた。
（株）アシストが自社で利用するために導入したものだ。
リリースノートとアシストの資料を時系列で並べると大体こんな感じ。

2011. 9 MosP勤怠管理V4リリース
2012. 7 v4.1.0
2012. 8 （株）アシスト　MosP勤怠導入　社員数830名
2013. 5 v4.2.0.1　index追加、SQL調整
2013.11 v4.3.0.1　締期間対象者取得処理パフォーマンス改善
2015. 9 （株）アシスト　MosPパフォーマンス改善資料発表
2015.10 V4.5　index追加
2016. 9 v4.5.1　社員検索性能改善
2018. 5 v4.6
2019. 2 v4.6.2　祝日対応（以後毎年祝日対応やってる）

資料によると、承認者が承認対象を抽出するのに88秒かかる程に
パフォーマンスが低下している（チューニング後は5秒）。
運用開始から3年程度でこれはきついね。
これに対処するとしたら、過年度データを削除してから
データベースを再編成するのが良さそうだけど、
過年度データの削除機能がない。

最後の手段は、別の仮想マシンを作り、次年度からそこに引越しかな。
その際に必要となるエクスポート／インポート機能は、
社員マスタ、所属マスタについては用意されているけれど、
各種初期設定と承認ルートについては手入力が必要だ。
それから有給休暇の繰り越しも手入力だ。これは面倒と思ったけれど、
ほとんどの人は20日繰り越しだから、全員20日自動付与しておいて
そうじゃない人だけ手修正すれば大したことはないかもしれない。
最悪これで何とかなるね。

あと、リリース履歴で気になったのが、最近毎年祝日対応していることかな。
マイナーなリビジョンアップならwarファイルの入れ替えだけで済むけど、
メジャーバージョンアップと一緒にリリースされると追従できないかもしれない。
でも、カレンダーの祝日は手動で変更できるのでOKだった。

メール通知機能を設定できないか、ソースを適当に覗いてみた
WEB-INF/xml/addon/ldap.xmlにLDAP認証を有効にするための設定を見つけた。
これでLDAP認証を有効にできそうだな。
だけど、メールについては、簡単には見つからない。

smtpをキーワードに検索してみた。次の3つのファイルにsmtpと書かれている。
src\jp\mosp\platform\bean\mail\impl\MailSenderBean.java
src\jp\mosp\platform\bean\mail\impl\MailStartTlsBean.java
src\jp\mosp\platform\constant\PlatformMailConst.java
PlatformMailConst・・定数を定義するクラス
MailSenderBean・・・init()でPlatformMailConstの定数を読み込む
MailStartTlsBean・・・MailSenderBeanのSMTPが認証必要な場合バージョン

さらに、MailSenderBeanで検索した。2つヒットした。
src\jp\mosp\platform\bean\mail\MailSenderBeanInterface.java
src\jp\mosp\platform\bean\mail\impl\MailBean.java
MailBeanにcanUseMailServerというメソッドがある。
PlatformMailConst.APP_USE_MAIL==nullなら
mailSender.init()して、useMail = mailSender.checkConnection();
なるほど、PlatformMailConst.javaを書き換えてビルドしたら、
メール使えるんじゃないかな。
でも、かれこれ7年くらいeclipse触っていないので、ビルドできるかなあ。