
ボクの友人は、野見山暁治に学びたくて、芸大を4回受験して結局あきらめた。ボクは芸大の1回目の実技試験を、白紙で出した。18歳、西新宿の杏美画廊が家の近所にあったから、そこでアルバイトをさせてもらう。なんと、その画廊のオーナーは野見山さんに信頼されていて、何度も野見山さんのアトリエに仕事で出入りするようになった。友人たちには妬まれた。芸大の試験、白紙で出したお前が、何で野見山暁治の家に出入りできるんだ、と。

この絵は、18歳の時、杏美画廊のオーナーが買ってくれた。はじめて、ボクの絵が売れた。





この絵は19歳の時に描いたが杏美画廊のオーナーは、シュールリアリズムはやめとけって言ってた。