疲れ果てた日々を徒然と書く

仕事での愚痴・身の回りでの起きた事を話すかもしれないです。主な話題は趣味・軍事・政治とか書きます。

日本周辺国のMDの配備状況について

2010年04月20日 | 軍事
週刊オブイェクトに海外のMDシステムに関する記事がありましたんで引用してみる

ここではロシア・中国等のMDシステムを解説する動画が上がってます。

動画はこちら


最近のMDシステムというと我が国ではPAC-3の配備等が進んでおりますが
世界ではロシア・中国・インド・イスラエルといった国がMDシステムの配備・研究を
進めているみたいです。

冷戦時代初期の米・露のMD構想は核搭載型SAM(ABM)による弾道ミサイル迎撃実験が行なわれていましたが1975年にABM条約が締結されたため米軍では運用はされていない状態です。それを補う代わりにレーガン政権時代にSDI構想が始まり。ビル・クリントン政権時代のBMD構想が基に現在へと至る
現在ではMDシステムを配備している国は米・日・露・イスラエルといった4カ国であり
研究・調査段階の国は中・印等が上げられる
どちらにしろMDという概念は世界各国へ必要性を感じている国が多いのが実情であり
今後も配備数・開発への名乗りを上げる国は増えてくると思われます。

現在の日本の状況を纏めると
・非友好国に弾道ミサイルが配備されている
・敵基地侵攻能力の無い状態では弾道ミサイル防衛は必要である
・防御的な兵器であるから配備しやすい

という都合の良い条件が揃っている

しかしコレにも問題があり
・弾道ミサイル発射後の着弾地点の問題
・飽和攻撃への対応
・同盟国への攻撃を企図したミサイルを迎撃する問題(集団的自衛権)

等が懸念事項としてあると思いますが、それは政治の話ということで

筆者の考えとしては、まぁ懸念事項特に集団的自衛権に関しては
国内世論は特に(一部メディア・政党を除き)特に問題視はしないと思います。
場合によっては、内閣総辞職又は防衛大臣・統合長の辞表提出で終わるかもしれませんが
どうなんでしょ?

ただまぁ日本がこのMDシステムの配備を止める時、その後がどうなるかと考えると二つの意味で怖いような気がします。