囲碁ナショナルチーム「GO・碁・ジャパン」

世界一奪還を目指し平成25年度より編成された「囲碁ナショナルチーム」の取り組みと活動、最新情報をお伝えします!

エリートマインドゲームズ

2016-02-29 16:06:31 | 日記
第1回IMSAエリートマインドゲームズが、2月26日(金)から(3月3日まで)中国の江蘇省准安で開かれています。

この大会は、国際マインドスポーツ協会が主催し「囲碁、チェス、ブリッジ、チェッカー、中国将棋」の5競技のエリートが一同に集り、競うマインドスポーツの国際大会です。

囲碁は、男子団体戦女子個人戦ペア戦の3種目を日・中・韓・台・欧・北米の代表30名で競います。
今回の日本の代表選手は、平田智也七段、芝野虎丸二段、六浦雄太二段、星合志保初段、牛栄子初段の5名で、U-20を中心とした若手メンバーになっています。

男子団体戦は総当りのリーグ戦(5回戦)で、現在3回戦まで終了。日本チームは中華台北と欧州に連勝したものの、昨日韓国チームに敗れ、2勝(1敗)の成績です。
そして、本日はいよいよ山場の中国戦を迎えます。
その中国は、時越九段、周睿羊九段、唐韋星九段と世界戦優勝歴のある重量級を揃えています。

世界のトップ棋士を相手に、日本の若手ホープがどう挑むのか、またこの経験が数年後どう生かされているのか、大いに期待したいところです!

尚、結果速報は、国際囲碁連盟の公式サイトで紹介されています。

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尚、囲碁ナショナルチームでは、皆様からの応援募金を募集しています。
詳しくは、こちらをご覧ください。

四都市新鋭囲碁対抗戦

2016-02-18 13:51:06 | 日記
2016四都市新鋭囲碁対抗戦が2月19日から21日まで韓国棋院(ソウル)で開かれます。

日中韓台の若手プロ(男子6名、女子2名)で構成される団体戦、
日本からは、ナショナルチームの若手主力メンバー、伊田十段、一力七段、本木七段、孫四段、許家元三段、佐田二段、藤沢里菜三段、木部初段が出場します。

伊田十段、一力七段などこれからの日本を背負う豪華な若手メンバーで選抜されています!
中でも注目は、今回久しぶりに世界戦に出場する本木克弥七段(※現在、本因坊戦リーグで挑戦権争いの主役として活躍中!)

一方、ライバル中国、韓国の注目棋士をご紹介すると、
主催国韓国は、李東勳、羅玄、卞相壹といった世界戦でお馴染みの韓国の若手主力が出場。
中国の方は、於之莹王晨星の中国の女流ツートップ棋士が出場します。

今回は、恐らく日中韓の3つ巴、拮抗した勝負になるものと予想します。
次代を担う世界の若手棋士たちが集結するこの大会、近い将来の世界の囲碁界の勢力図を占う試金石になるかもしれません。

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賀歳杯

2016-02-10 16:50:42 | 日記
ただ今、中国で賀歳杯が開かれています。

昨日から「幽玄の間」でネット中継されているため、
一体これは何の大会?と思われた方も多いのではないでしょうか?

賀歳杯は、2013年に始まり、中国のCCTVが主催、毎年春節(中国の正月)の時期に開かれています。
2014年から日中韓のトップ棋士1名づつ選抜されて、優勝者を決定しています。

去年、一昨年は、村川大介八段が日本代表として出場しました。
今年は一力遼七段が出場しています。

中国は柯傑九段、韓国から李世ドル九段と、中韓の正しくナンバーワンの棋士がそれぞれ出場しています。
世界のトップ棋士を相手に一力七段の奮闘を期待したいですね!!

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お知らせ!

2016-02-05 14:09:32 | 日記
囲碁ファン必見!ナショナルチーム応援企画

囲碁将棋チャンネルによる「ナショナルチーム応援企画」第一弾として、
今月の特番(囲碁スペシャル)で冬季合宿の様子をお届けするそうです!
(※今後もナショナルチームの応援企画が第二弾、第三弾と続くとか)


さらに、囲碁将棋チャンネルのスタジオで冬季合宿のため来日した朴永訓(パク・ヨンフン)九段と日本の若手旗手一力遼七段の対局がセッティングされ、
この対局も番組内で紹介されるそうです。(※解説者:結城聡九段/聞き手:万波奈穂三段)

ちなみに朴永訓九段は2004年と2007年に世界戦(富士通杯)で優勝、
30才となった去年、LG杯(世界戦)の決勝戦まで進み、再びブレイクしました。
(※昨日(2/4)、決勝三番勝負第三局が行われ、準優勝となった)


本因坊リーグで大活躍の本木克弥七段に合宿についてインタビューする様子

ナショナルチーム応援企画~放送日
◆2月19日(金)午後 8時~午後9時46分 
◆2月21日(日)午前10時~午前11時46分(再放送)

番組に関するお問合せは囲碁将棋チャンネルまで

液晶画面から合宿に取り組む真剣な様子がビンビン伝わってくるはずです!
一力七段と朴九段の特別対局と共に、どうぞお楽しみ下さい。

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冬季合宿(後編)

2016-02-03 11:40:13 | 日記
ナショナルチーム冬季合宿レポの後編です。

合宿初日(26日)に、脳医学者林成之教授(日大大学院)を招聘して、「勝負脳」について講演を依頼しました。

林教授は、脳科学の観点から水泳の北島康介選手、フィギアスケートの羽生結弦選手など
これまで多くのアスリートたちに「勝負脳」の講義を行い、結果に大きく貢献したことで知られており、
JOCからよく講演の依頼を受けると聞きます。


脳科学の観点からたくさんの興味深いアドバイスが聞かれました。
一部ご紹介すると、
『羽生選手は今の成績(点数)にも満足していないでしょう。なぜなら足し算思考をしなさいと教えたから』
『世界を突き抜ける選手を目指しなさい。羽生選手、北島選手はそれを普段の生活から意識してきた』
絶対無理というレベル(技能)に挑戦することが大事。人間の脳はそれを達成するためにフル稼働してくれる。
囲碁ではこれまで考えられてこなかった新しい定石や手を編み出しなさい』

講演を聞いた棋士からは「全然知らなかったことばかりで、とてもためになった」、「こんな話を聞いたのは初めて」、「10代の時に聞いておけば・・・」などなど
多くの反響の声が聞かれました。

29日からは韓国から朴永訓九段金志錫九段の2名のトップ棋士を招聘しました。
目的は若手棋士に世界レベルを体感して、今後に生かす足りないものを学んでもらうため。

前回のブログで紹介したリーグ個人戦(A~Eまで5つのグループに分かれたリーグ戦)で好成績を収めた若手棋士が対戦できるようにしました。



結果対戦したのは、伊田十段、金沢七段、一力七段、本木七段、孫四段、芝野二段、大西竜平初段、呉初段

金九段 vs 伊田八段

朴九段 vs 芝野二段


この対局は「幽玄の間」でネット中継されましたが、結果は全敗に終わり、
トップ棋士との力の差が出た印象ですが、対戦した若手棋士のほぼ全員が初対局、
今後世界で戦っていくにあたり、各自の課題が明確になったはずです。


ナショナルチームの活動は、皆様からの応援募金に支えられています。
今回、このような充実した合宿を実施することができましたのも、募金いただきました皆様のおかげです。
今後とも、ナショナルチームを宜しくお願い申し上げます。

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