うちはハッサク農家でもあります。
果樹園には主にハッサクが植わっています。
故:親父殿が若い頃に植えた、親父の形見です。
大半がまだ熟しきれてないけれど、
それは親戚のお菓子製造所でお菓子になります。
(うちは無農薬栽培がウリですから皮も食べられます!)
熟した綺麗な物は、食用としてお得意様に販売します。
1ヶ月以上寝かせて酸味を抜いてから売ります。
毎年、うちのハッサクを楽しみにしてくれていますから。
(無農薬じゃないと嫌だという人には人気です。
無農薬ってそれだけで自然にブランド化して行きます。)
柑橘類向けの化成肥料+魚粉多めの有機混合肥料は使います。
私が植えた果樹なら化成を含む肥料は一切使いませんけれど、
樹が親父の形見なので親父へのリスペクトで畑の土と育て方は
変えていません。
(肥料の種類だけは最良の品を私が試行錯誤して選びました。
親父も色々な肥料を試していたからむしろその方が親父流。)
親父も無農薬栽培主義だったから農薬は使わないけれども。
あと、野菜も果樹も自分で植えないと、
元々の土づくりもできていない為、
混合肥料なしで育てるのは無理があります。
特に、樹と樹の間隔が狭かったり、
日当たりを計算しない植え方になりますから。
最初から有機農法なり自然農法なりが念頭にないと、
土づくりにも支障があるものです。
大き過ぎたり、小さ過ぎたり、形がいびつだったり、
カタツムリが皮をかじったりして、
見た目が悪い物は自家の食用になります。
密集した枝や傷んだ枝を間引き剪定して、後は実の選定。
こだわりは育て方だけじゃなくて、
道具はホワイトリカーで消毒して、
刃にはオリーブオイルを塗っておきます。