ごめんね、マロン。

 

今日の主役は、 チェリー・セージの、ピンクの花になっちゃったみたいです。 マロンが、せっかく、カメラ目線をくれたのに。 ピントは、ちゃんと合わせたつもりなのに。 いつも頑張ってくれてるカメラの名誉のために、 メーカー、品名は、伏せておこうね。

 

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頑張った高虎くんのご冥福を、心からお祈りします。

 

プリンが眺める、小さな宇宙。

 

広い宇宙に、ぽっかり浮かぶ地球の上に、 塀をめぐらせた、敷地の中に、 ちょこんと建っている、赤い家のダイニングに、 どんと据えられた、テーブルの下に、 静かに座っている、プリンの瞳に、 映っているのは、 秋を迎えた、わが家の庭の景色です。

でも、ちょっぴり、心残りなんですって。（昨日のつづき）

 

じゃあ、ご要望に応えて、というわけで、 ドアのレバーに手を伸ばそうとすると、 今度は、急に、心残りが頭をよぎる。 「やり残したコトが、あったっけ？」ってな様子で、 庭を振り返る、マロンでした。

もう、家に入りたい、マロン。

 

「家に入る。ドアを開けて。」と、急かすマロン。 散歩の終わり頃には、急速に、庭が魅力を失い、 ガラス越に見える室内で、 少しでも早く、落ち着きたくなるようです。 踏ん張った後ろ足に、逸る気持ちが、表れちゃってます。

ナイーブな、猫のプリンの、へっぴり腰。

 

プリンは、ブリックの間から生える雑草が、気に入らないんですって。 どうも、チョロチョロと、足に触るのが、不快らしくて。 そんな、こんなで、 こんなふうに、へっぴり腰で、歩くはめになる訳です。

午後の、窓辺より。

  

戦争も平和も、政治やら宗教やらも。 商業主義だとか、世界経済なんかも。 やっぱり、マロンには、ご無用なんです。 ただ、ただ、明るい陽射しに包まれた、 午後の庭に、ご執心の様子です。

I'm thinking about．．．

 

２匹の猫たちが、起きている時間は、 １日のうちでも、そんなに長くはありません。 その、起きている時間の半分以上は、 こんなふうに、もの思いにふけっています。 いったい、何を考えているのでしょうね。 教えて欲しいな、プリン。

 

マロンの探しモノ

 

猫っていうものは、クローゼットや物入れのドアを開けたとたんに、待ってましたとばかり、飛び込むもんです。窮屈な棚に、無理矢理体を押し込んで、何やらゴソゴソ。 でも、いつもオープンな、この棚に、マロンが入り込んでいるのは、初めて見ました。探しモノなんて、ないはずなのに、何を思い立ったんだろ。

ため息のひとつでも、つけたらイイのにね。

 

雨の日は、ききわけのよいプリン。 「庭にだしてー！」をしないかわりに、 いつまでも、ショボーンと外を眺めています。 やがて、彼女は、トボトボと、居間を横切り、 ２Ｆへ上がって行ってしまいました。

秋の始まりの頃に、３月の朝を思う。

 

朝陽ってのは、夕陽とよく似てると思うンですけど。 これから、１日が始まるっていう点について言えば、 どうしたって、朝陽の方が、気持ちイイんです。 ・・・ってなことを、マロンが考えたりなんか、しないとは思うんですけど。早朝の日差しをいっぱいに浴びて、彼女は、ちょっぴりまぶしそうに目を瞬きながら、ゆっくりと振り返った仕草が、とても気持ちよさそうでした。これは、この『ねこが猫であることブログ』を始めたばかりの、３月のある朝のショット。秋が深まりつつある頃に、あの、朝の冷たい空気のことを思い出すと、なんだか懐かしくなりました。

プリンとマロンが、まぎれもない「なかよし」であるというコト。

 

Ｐ：しみじみ、感じるんだけどさ。
マロンとワタシは、気が合う姉妹でよかったってこと。
生まれてから、ずーっと一緒だものね。

Ｍ：そだね。
でも、今、アレねらってるからね。アトでね。