ベトナリズム

助産師として、協力隊として、日本人として
自分をもちつつベトナム色に染まる過程を記録していきます。

最後のクインリュー

2010-12-30 23:27:22 | nhat ky 日記
今日は、最後のベトナム任地で過ごす日。



普通の海外旅行なんかでは来ないようなベトナム僻地で過ごした二年間。

いよいよ本当に最後です。




・・・



いろいろあったけど、、、




今は自分のために寂しい、と涙を流してくれる人がいるだけで


幸せです。


年を追うごとに、涙もろくなってきてるみたいで、、、

というか、人が自分のために流してくれた涙に弱くなってきてる気がする。



別れの時も強がりだから、

なくのなしね、っていろんな人とお別れしたけど、

CHI HONGは家にあいさつしに顔を出したとたん、抱きついて号泣。


こりゃー、私も泣いてしまいますよ。。。


寂しいな。


出会いがあるから、別れがある。

別れがあるからこそ、また、いい出会いができる。


そう信じて、これからの自分の人生、楽しんでいこうと思います。


ベトナム、クインリューのみんな、ほんとにありがとう。


おもてなし

2010-12-26 23:58:43 | nhat ky 日記
毎日毎日おもてなしを受けています。


嬉しいですが、お腹が毎食いっぱいで


体重もきっと、ふえ



どうしよう、という感じです。(笑)


うれしぃ、かなしぃおもてなし文化(笑)


私がここでできたこと、って、ちっぽけなことだろうけど、




おもてなし




されたりして、相手してもらえるだけでも、




幸せだなー



って思います。


あー、帰る時を考えただけで涙が出そうです。




後残り一週間、また、おもてなしを受け続け


それから体重と向き合おうと思います。


みんな、私と気付かないくらいになってたらどうしよ~


(笑)

分科会

2010-12-06 18:50:45 | nhat ky 日記
先週分科会と総会が開催された。

私は医療分科会に所属

この二年間所属してきて、少しづつベトナムの医療体制・・・といっても、やっと組織として
協力していこう。。。っていう体制がととのったところ。

拠点病院専門家と協力隊のシステムづくりもやっとできつつあるところ。

ほんと、この二年間でやっと、ここまで、っていうところがある。

今までの協力隊(←医療分野に限るけど)は、日本人で仕事をしてきた人がほとんど。

でも、今のベトナム協力隊の強みは、アメリカでバリバリ最先端医療をやっていた隊員がいること。

彼女はアメリカの目線で、つまり、日本人以外の目線でも、ベトナムの医療の改善点を見ることができる。

わたしも、その人と会うたびに、ベトナムだけでなく日本の医療も考える必要があることに日々気づかされる。

極端には変えることはできないし、問題は見えていてもステム自体を変えるのにもともと時間のかかる日本は、まだまだ、これから改善の余地があるのであろう。


話がずれたけど、

私が協力隊の二年間は、それを訴える期間でもあった。協力隊として、今までは、単発でいれたり、継続で入れたとしても間の期間があったり、その期間のため、また、継続隊員も一から始めなければいけない、という悪循環をたどる。

日本の協力隊の目的が国際交流、のみを掲げるのであれば、それでいいだろう。

でも、やはり、これからの協力隊を強みにしていくのであれば、効果のある派遣をしていかなければいけないと思う。


つまり、

評価や結果がなるべく出されるようなシステムづくり。

ベトナムの医療はは今、これが大きな課題でありポイントになってくると思う。

私は、正直なところ、単発派遣で効果が認められない隊員の一人。
少し難しくなるけど、ベトナムの医療は中部が一番遅れている(フエやダナンの病院を除いてだが)そして、アメリカを経験している隊員も。

つまり、自分一人、の力ではどうすることもできない、ベトナムの力に効果を見出せずじまいなところもある、ということだ。

以前の私であれば、それは、自分の能力が低いからだろう、とか、もう少しベトナム語力が自分にあれば、とか、じぶんの責任から来る負い目、みたいなもので、諦めざるを得ないところもあった。


でも、彼女の視点は違う。

システム、組織自体を変えないといけないと。


彼女の考えを聞き、ベトナム、そして、日本の国際協力の穴というものを学ぶいいきっかけいなったと思う。

日本人同士だったら、たぶん、そこまでの目線で見れないからね。

で、結局いいたいこと。


今の医療体制が整いつつあるベトナム。

自分の役割が少しでもあったんだな、、、

と思える。

つらい隊員を作らないためにも、少しは役に立てたような気がする。


まぁ、必ずしも、上手くはいかないだろうけど、

一歩前進な医療。


みんなベトナムのために努力している人たちと意見や提案などの話し合いをすることができてよかった、と思う。



そして、今の隊員、みんな、頑張ってほしい。

頑張るな、焦るな、

その気持ちも大切だけど、

あえて、、、


自分の努力できるところ、国際協力のあつい思いをぶつけていってほしいと思った。


私も、残り、一カ月。総まとめとベトナム人としようと思います