日々是好日

2月14日(水)ブラナオコ:平安神宮編「平安神宮はパビリオンだった」

今日は平安神宮の研修があったので、お京阪で京都へ


お天気が良かったので、地下鉄には乗り換えずに神宮丸太町駅から歩くことにした。


琵琶湖疏水沿いを歩くと『夷川(えびすがわ)水力発電所』があった。今も現役。

この辺りの疏水を岡崎疏水というそうだ。向こうに見えるのは東山


集合場所はコンビニの前。梅がキレイだった。


講師はタモリが京都をブラブラする時、一緒に歩いた梅林秀行さん。『京都高低差崖会』会長。参加者は通訳案内士30名くらい。


崖会長だけあって、高低差がよくわかる地図を配布してくださった。


大鳥居の前に疏水を渡るための橋がある。ギボシに注目。


『市民歓呼』の文字が。サブテーマが『平安神宮と近代化』だったがそれを示唆する4文字だった。


平安神宮に向かう広い道の両側に近代建築がある。これは京都府立図書館。設計は武田五一、開館は1909年。フランスのルネッサンスの影響がうかがえる。


なぜか、二宮金次郎の像。この頃、なぜか金次郎さんをあまり見かけなくなった。


図書館の反対側には、京セラ美術館。1928年に建築された。当時の名称は京都美術館。帝冠様式といい、瓦屋根が乗っている。


いよいよ、平安神宮へ。石碑の一番上に刻まれていた社格(神社の格式)が削り取られている。社格は1946年に廃止されたそうだ。


応天門。平安神宮は1895年の内国勧業博覧会のパビリオンの一つとして建設された。最初の名称は平安会館だった。博覧館は日清戦争の高揚感の中で行われた。先に見た近代建築などとともに日本が近代化の道を進む象徴として見ることができる。


平安京の大極殿を8分の5の大きさで模したもの。祭神は桓武天皇。桓武天皇は箱に入れられ、東京から来られたそうだ。一同、びっくり。


大極殿の向かって右にある蒼龍楼


神社の裏手には、小川治兵衛が作った美しい庭園がある。小川治兵衛は明治から昭和にかけて活躍した造園家。コロナ前には、よくこのお庭を案内した。花が咲いてない時は、ごめんね、という気持ちになったが、梅林講師にとっては、どんな季節でも美しい庭園だった。何度も来られているだろうが、美しさに感動しながら、案内してくれた。
小川治兵衛は職人気質で、節約家。三条大橋の橋脚や五条大橋の橋桁をリサイクルした。


伏見城に残っていた石垣の石もリサイクル。矢穴が見える。


どこを見ても美しいし、変化があって発見がある。仏教の影響が薄れ、須弥山に見立てたりしないと、説明があった。














いつか、またゲストと歩いてみたい。

研修では、去年の春にお世話になった愛知県のガイドさんも参加されていた。名古屋のジブリパークを案内することがあるそうだ。ジブリのまだ観ていなかったアニメもあったので、レンタルで全部、ご覧になったそうだ。職業意識が半端ではない。
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