日々是好日

5月31日(水)タクシードライバーが面白い

今日は京都全日ツアー。JR京都駅に行き、


駅ビルの中にあるホテル・グランビアでゲストに会った。


ゲストはサンノゼから来られたご夫妻と大学生の息子さん、娘さん。子供さんたちは大学入学と同時に家を出たので、待ちに待った家族揃っての旅行となった。お父さんは建築家、お母さんは看護師さん。お母さんはインドネシアのバリ島で生まれ育ち、ご主人とバリ島で出会い、アメリカに移住された。息子さんはマサチューセッツ工科大に通っている。世界ランキング1位の大学だ。娘さんはカリフォルニアの大学でデザインを専攻されている。賞を取ったデザイン画の写真をお父さんが見せてくれた。きょうだいはとても仲が良くて、まるで恋人どうしのように見えた。

北大路駅まで地下鉄で行き、タクシー乗り場から2台のタクシーで金閣寺に向かった。私が乗ったタクシーの運転手さんは以前、映画関係の仕事をされていたそうだ。「日本円が強かった頃、バリ島に観光に行ったよ。きれいな島だった。」と言うので、奥様、大喜び。大きな声で話す元気なドライバーさんだった。

金閣寺では修学旅行生の集団に圧倒されたが、曇っていて涼しかったので、快適だった。そのあとはタクシーで嵐山へ。今度のタクシードライバーは40代くらいの男性だった。どうも私たちの英語の会話がわかっているようなので、「英語わかりますか?」と聞いてみた。それからは彼は流暢な英語で喋り出した。私よりずっと流暢で、ゲストの英語も完全に理解されている。「英語はどこで勉強されたのですか?」と尋ねると「車の中で」タクシーの仕事は17年間、されているそうだ。お客さんのいない時、せっせとリスニングに励まれたのだろう。「中卒なもんで、、、」とおっしゃっていた。様々なドライバーさんが様々な人生を歩まれてきている。

嵐山の竹林の入り口でゲストの写真を撮っていると、お節介おじさんがやってきて、「そんな所で写したらあかん。木が写ってしまうから、ゲストにもっと下がってもらいなさい。」と言われた。以前にもこのおじさんに同じことを言われた。「それならおじさん、撮ってくださいよ」というとあっという間に、木の入らない写真を4〜5枚、違う構図で写してくれた。やるな〜


つつじの季節、天龍寺のお庭はとても美しい。


渡月橋から鷺を観察。



嵐山から嵐電に乗り、嵐電天神川駅で地下鉄に乗り換え、三条の『がんこ』に行くつもりだった。ところが嵐電の中で、私の家や子供達の結婚式の写真、天皇家の写真などを見せているうちに、乗り越してしまった。また、やってしまった。仕方がないので、終点の四条大宮駅まで乗った。私の失敗に対して、ゲストたちは寛容。奥様は明るい方でいつも笑っておられた。ラーメンでもいいと言うので、『京一』という地元の人たちが行きそうなラーメン屋にお連れしたが、閉まっていた。あらあら。追い込まれたが、すぐ隣にある『餃子の王将』に行った。10分くらい待たされたが、なんとか昼食にありつけた。

これは私が食べたラーメン。男性陣はセットものを、女性陣は麺類を単品で食べた。全員完食。


食事中、ご主人が携帯でお父さんとお祖父さんのウィキペディアを見せてくれた。お二人ともウィキペディアに載るほどの米軍の将校さんだった。お祖父さんは4 stars、お父さんは3 stars。

四条大宮から伏見稲荷のドライバーさんはおじいさん。この仕事が楽しくて続けておられるそうだ。「任天堂の前を通りますよ」と言って任天堂本社前を通ってくれた。若いころ、任天堂を世界のニンテンドーにしたときの社長さんと知り合いで、ご飯を一緒に食べに行ったりしたそうだ。「ゲストの息子さんは名門、マサチューセッツ工科大学に行かれているのですよ」と私が言うと「将来はアメリカを背負っていくんやね」と言って、「今の政治家、バイデンやトランプ、年をとり過ぎている。若い人にバトンタッチしないと、、、」 元気なおじいさんドライバー、ずっと大きな声で喋っておられた。

伏見稲荷大社に着いた頃から、快晴になり、お日様がガンガン照ってきた。
神社から清水寺のドライバーは、おとなしめの人だった。ところが運転はアグレッシブ。前のタクシーに追いつこうとしたのか、荒い運転でガンガン飛ばす。人は見かけによらないもの。話し方は丁寧で「グアムに行ったことがある。」と恥ずかしそうに話していた。

清水寺の茶碗坂でタクシーを降りた。石段を何段も上がって、仁王門に到着。もう4時なのに、この暑さ。お父さんとお母さんはここでリタイア。日陰に座って休憩。子供さんたちと私はもう少し上がったが、本堂には入らずに戻った。


さあ、また5人になった。ここから祇園までは坂を下っていく。しかもお土産ストリート。1人を除いてはテンションが上がった。お父さんは買い物に全く興味がなく、いつもお店の外で待っておられた。なんの不平を言うでもなく。

八ツ橋のお店やマールブランシェで試食。試食をすると買いたくなるものだ。商売上手。清水寺の参道には、まだ昔からのいいお店が残っているのがうれしい。これも由緒あるお店? いえいえ、町屋のスターバックス。


ちりめん細工の店に入った。娘さんがこの写真のような飾りを買われた。


かんざしもカラフル。


八坂神社を通り、


冷房の効いた『漢字ミュージアム』で小休止。祇園祭の実寸大の鉾の大きさに驚かれた。「これを引くのですか?」「そうですよ。」


祇園の花街を歩いていると、このポスターを見つけた。『舞妓さんちのまかないさん』奥様はNetflixでこのドラマをご覧になったそうだ。私も見ないと!


今日、出会えた人みんなに、ありがとう😊と言いたい。
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