生きている

日々の出来事について書いてます、時にはだんなさんへの愚痴も、へへ

ある1日

2024-02-16 21:16:50 | 日記
私の友人に、息子さんが難病の人がいる。
時々は、入院する事で、彼女の身体を休める、と言う手段があり、使っていたのだが、その病院のスタッフの酷さに、もう、彼女は、息子が行きたがらないから、と、ずっと家で看護している。

先日、ラインしていたら、ボソッと
彼女が言った。

もう、どれだけ人と食事してないやろう。

即、じゃ、◯◯日に行くわ、お弁当買って行く。
その日が今日だった。

物静かで忍耐強く、辛抱強い彼女。
ご主人は、息子が幼稚園の時に亡くしている。彼女とは、24年前にお互いガンを患った病友でもある。

ベッタリした関係ではないが、何故かお互いが肝になる時に呼び合う感じかな。

私がたまたま寄った時に、息子の難病の疑いを話してくれて、言葉が無かった。
あれから、確定診断がくだり3年が経ち、病状は進み続けている。

ヘルパーさんが来て、1時半には、自由になるから、とその時間を目安に訪問。
お弁当を食べながら、一杯話した。

最近は、車イスなれど、彼は外出を希望するので、それについて駅まで歩いたりするそうだ。軽く40分はかかるぞ。

普段、ダラダラ運動もせずに居るから、堪えるわぁ、と。
そして、色んなスタッフさんのおかげだが、その中には、えっ?と耳を疑うような人もいる。
彼女は言っていた。やっぱり解るのよ、その人が、どう思いながら世話をしてくださっているかは。と。

面倒だな、と心の中で思いながらするのと、誠心誠意でするのとは、看護を受ける彼には、大きな差なんだろう、と思う。
だから、彼は在宅で過ごしたいと。
母親の処置が上手くなくても、愛情があるから。

彼の為にも、彼女は元気でいないと。

たまに顔を出して、バカ話して、帰る日をもう少し増やそうと思いつつ帰った夕方だった。