世間は受験シーズン真っ只中。特に受験生の親は気が気ではない日々を過ごされているかたも多いのではないか。というのも職場で大学受験の息子をもつ人の話をことあるごとに聞いているからだ。センター試験、偏差値(今でも使われているのだ!)、選択科目、などなど受験生の選択肢は広がったようにみえるが、受験システムそのものは私たちの時代(2世代前)と大差はない。親の心子知らず、子の心親知らず、とはよく言ったものだ。ちょっと私の育ての親(亡くなった祖父)のことが思い出される。今から思うと祖父は私が受験生の頃結構気を配りながらもきっぱりと私に言っていた。「大学には行け、ただし国立しかだめ、浪人するなら働け」と。そして私が大学を卒業するまで(70歳を過ぎていたが)私立高校の講師として生徒を教え、生計を支えてくれた。厳しい親だったが、それで私のような人間もなんとかもっているようなもの。感謝の言葉すら口にできなかった。
親も子もがんばってくださいな。春は必ずやって来る。
親も子もがんばってくださいな。春は必ずやって来る。