そのため中学生の頃から駅のトイレにはよくお世話になりました。
で、人一倍トイレと親密な関係にあった僕が、星の数程トイレに入って気がついた思考ルーチンがあるんです。
電車でお腹が痛くなる(もしくは兆候がある)と、まず後どれくらい持ちそうか判断します。
で、現時点から行き先駅までの間にある駅、もしくはその付近の建物内のトイレをリストアップします。
これは何度も色々な駅で途中下車してトイレを使用しているからこそ出来る作業。
後は、その中からキレイさと、その駅までの距離を天秤にかけて最終的にどの駅で下車するかを決めます。
急にお腹が痛くなって長く持たない時は多少不満でも近いトイレ、
まだ余裕がありそうな時はちょっと遠いけどキレイなトイレ。
時間が無いときは乗換駅でホームから近いトイレ。
まぁこれが一連の流れです。
で考えたんです。
お腹が痛くなって、後どれくらい持ちそうかっていうのは自分で判断できます。
というかその人しか分かりません。
しかし、問題はその次、どのトイレで降りたらいいのか?
もし見知らぬ土地でお腹が痛くなった場合、
間違った駅で降りると致命的な事態に陥りかねない。
そこで、今回授業の自由課題が出たのを期に、
この知識がないと分からない部分を埋めるため、トイレマップを作りました。
僕は最近下車したときは、
駅ではなくて他の建物(駅ビルとか)のトイレを使用する事が多いのですが
まぁ今回そこまで調べる余裕は無かったので悪しからず。
駅のトイレのみに絞って調査してあります。
調査範囲は、山手線沿線。
内訳は山手線全駅、そして山手線内にある中央・総武線全駅、
山手線内の東京メトロは数が多すぎるので主要な路線の乗換駅のみに絞りました。
計58駅、一駅づつ途中下車し、
1.清潔さ、2.(個室の)広さ、3.ニオイ、
4.和式の個室、5.洋式の個室、
6.ホームからの距離、7.駅間
について調べました。
なお今回は共同研究者に恵まれたため、
女子トイレについても調べる事が出来ました。この場を借りてお礼を。
トイレを評価するだけなら良くあると思います。
そこにホームからの距離と、駅の間隔を組み入れて、
リスクの度合いまで表現した地図を作りたいと思ったんです。
そうしてできたのがこのトイレマップです。
トイレマップ男性版(表・裏)


トイレマップ女性版(表・裏)


表面は地図、裏面はデータになっています。
地図には裏面に記載されたデータのうち、清潔さ、広さ、ニオイは単純に平均して、
そこから和式・洋式の個数から考えた「個数のリスク(少ないと空いていないかもしれない)」と
ホームからの距離から考えた「距離のリスク(ホームから極端に遠いと、隣の駅に行けてしまう)」を
僕が適当に減点して数値化し、それを色で表しました。
色は良い方から「強く推奨」、「推奨」、「避けるべき」、「絶対に避けるべき」となっています。
後灰色の「改札外」というのは、トイレが改札の外にあるため、
定期の人は出れますがどちらにしても遠いだろうし、
定期をもっていない人は致命的な選択ミスになるため追加しました。
青い字で書いてあるのは、トイレがホーム上にあったり、ホームの先端から上り下りしたり、ホーム先端の階段の裏にあったりと
特殊な位置にあるトイレです。それ以外は大体真ん中辺の階段から上り下りします。
駅間は、駅と駅を繋ぐ線を分割し、その1マスを1分として表現しました。そのため間延びしてしまって美しさに欠けますが。
使い方は、自分の現在位置とどれくらい持ちそうか確認したら、地図を見てその範囲内でどの駅が望ましいかを確認するだけです。
大体当たりをつけたら裏面を見て、自分の好み(清潔な方がいいのか、近い方がいいのか、沢山ある方がいいのかなど)に合わせて最終的に下車する駅を決めます。
なおJRと地下鉄の乗換駅には、色が2種類あるところがありますが、
四角の方がJRで、丸い方が地下鉄になっています。
乗換駅なのに色が一種類しかないところは、時間の都合上調べられませんでした。ご勘弁を。
ただし
・万歩計が安物でちゃんと歩数が計測出来ていなかった可能性がある
・ホームからの距離はホームの最寄り階段からの距離を測ったが、そもそもホームのどの位置にあるのかまでは正確に記述出来なかった
・ごちゃごちゃして視覚的にわかりにくくなった
・全部の駅の全部のトイレを調べる事が出来なかった
・評価がかなり適当
というのが今回の反省点です。
まぁとりあえず完成したので満足です。
ツッコミどころ満載ですが厚手の高級紙に印刷すると結構それっぽく見えました。
使う人がいるのかどうかは果たして謎ですが。。。
地図じゃなくて携帯のアプリケーションで検索出来るようにできたらもっと使いやすくなるかもしれません。
まぁそれは卒論にでも(苦笑
とにかくほんと疲れました。もう当分駅のトイレには入りたくないです。