直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

四国旅行 1日目

2007年04月07日 | 旅行


・朝
 家→(電車)→羽田空港

 モノレール直通ができたらしいですが、
行きは違う電車でいきました。
空港に近づいても普通っぽい家並みで盛り上がりません。


・昼
 羽田空港→(飛行機)→松山空港

 さて。今回は前回の失敗を活かして
ナイフやかばんに入っていたカッターナイフを
おいてきたわけですが。またもや止められました。
今度は前回ひっかからなかった
小さなはさみを置いていけ、だそうです。
……ここは置いてけ堀ですか?


 しかたなく帰ってきたときに取りに来ることにして出発です。
 飛行機奪取の大量虐殺事件で何が世界に影響したって、
飛行機のチェックが厳しくなったことではないでしょうか。
それが狙いだったなら大成功です。


・昼3時ごろ
松山空港→(バス)→松山駅→(路面電車)→ホテル

 松山で何を思ったかといえば、
『ちぎりきな かたみに袖をしぼりつつ
 末の松山 浪こさじとは』

 ああ、契りを交わしたなあ。
お互い涙にぬれた袖をしぼりながら、
松山を波がこえないようにと。

 現地では気付きませんでしたが、
戻ってから調べたら末の松山は
四国の松山じゃなかったらしいです。

◆◆画像07-04-07a◆◆

松山駅

◆◆画像07-04-07b◆◆

路面電車


 荷物が重かったのでまずホテルへ。
チェックインしようとしたところで、
ホテルの人に驚かれました。
「一つのベッドですが……?」

 ……もへ?

 たしか予約したとき、
一つのベッドじゃだめだからって、
最初に二つにしたはずじゃ?

 でもなぜかセミダブルっぽいものになっていたらしく、
途方にくれる二人。
同性愛者を偏見で見るような
ホテルの人の視線が痛いです。

 でもどうにか別の部屋が用意できたと
言ってくれました。
そこはどうやって入れたのかわからないような
ベッドがあるだけの、小さな部屋。
人はベッドの幅さえあれば
生きていけるんじゃない? と試されてる気分です。

 エアコンは暖房冷房の区別がなくて、
温度を上げても涼しい風が出ている気がして
なんだか嫌な感じでした。

でも……安かったし、一つのベッドを考えると
文句は言えません。感謝はするものの
ちょっと落ち込んだのも事実です。

 ……寒いのはだめなんです……。


・夕方
ホテル→乗り場→(リフト)→
→松山城→(ロープウェイ)→乗り場

 松山に入ると山の上に見えるのが松山城。
お城の見える暮らしです。
しかも最初に見たところ、ロープウェイも
あったのでまず行ってみました。

 ホテルから出たら雨。がっかり……。
でもそのまま乗り場へ直行です。
 路面電車乗り放題は300円なのでまず購入。
松山城あたりの駅がありますが、
大街道で降りるのが正解だそうです。
 そして乗り場では、スキー場のようなリフトが
あって、こちらのほうが乗っている時間が長いとか。
そこでわくわくと乗ってみました。

◆◆画像07-04-07c◆◆


リフト乗り場にいた加藤君?
松山城の築城者、
加藤嘉明(かとうよしあき)かも
しれません。


 みょーん……
 やっぱりリフトは楽しいです。が。
むかいがわのリフトには嫌な集団が。
例の頭の悪い集団喋りをしながら、
椅子を激しく揺らします。

あれがかっこいいとでも思っているのでしょうか。
『規律に逆らうオレ』に自己陶酔でうっとり気分ですか?
他人ができないことをやってみて
プチヒーローきどりですか?

 松山駅そばでも、その後の地下街でも、
平気でたばこをふかすわ
優先座席にも積極的に座るわ、
列待ちも順番無視で我先にと飛び込むわ……。
老いも若きもそんな感じで、
すでに松山にはいろいろ幻滅中です。
人間で言えば渋谷級です。

 【わたしの街観】
 ・吉祥寺級……嫌だけど何とか耐えられるぎりぎり
 ・新宿級………一刻も早く立ち去りたい気分
 ・渋谷級………いっそ街ごと滅んで欲しい願望

やっぱり札幌にかなう街はないです。
半年近く雪に閉じ込められるわけだし、
忍耐強いし、時には助け合いもしなければ生きていけません。
優先席に率先して座る人なんて
そうそういないのが札幌のいいところなのです。
……まあ、最近は治安もモラルも下がってますけど。


 それはさておきお城の中へ。
お城へ向かうときは鬼武者気分です。
ここで敵をばっさりやりながら天守閣へ! 
そこにボスがいる! 気がします。

◆◆画像07-04-07d◆◆

松山城 外から


◆◆画像07-04-07e◆◆

松山城 広場から


◆◆画像07-04-07f◆◆

松山城 中から広場を

 バリアフルなお城の中を階段上り下り。
一方通行で自分がどっちを向いて
どこを歩いているのかはほとんどわかりません。
お城は……というか、旅行にはスカートは向かないと思います。
 お城から出て振り返ると、
どこでどう見えたかもまったくわからずに複雑気分でした。


・夕
 (路面電車)→伊佐爾波神社→道後温泉

 たしか6時ごろ。ちょうどからくり時計が動き出す頃でした。
市民ボランティアのおじさんが見て見てと解説しているので、
タオルなしで足湯に入りながら時間をつぶします。
友達が持っていなかったら
どうやって靴を履きなおしたのかは考えません。

 からくり時計は3分くらいで終わってしまいました。
イシヤのチョコレートファクトリーの時計とは違いました。
まるで3倍のスピードです。
やっぱり札幌に(以下略)。

◆◆画像07-04-07g◆◆

坊ちゃんからくり時計

 そのまま歩いて長い神社の階段をのぼります。
伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)は
下から52段+80段。
長い階段を登るのは結構好きですが、友達は嫌がりました。

◆◆画像07-04-07h◆◆

いさにわ神社

戻る途中に湯神社のような階段もあったので上ってみます。
 先が見えなくて、これを登ればたぶん、
小樽の水天宮のように見晴らしの良い開けた景色が――!

 と思ったのですが、登った先は駐車場です。
神社の境内でもなくてかなりがっかり。
四国は北海道にはかないません。

 ただ、その先に道後温泉本館という
年季の入った建物がありました。
温泉旅館で温泉だけ開放しているような感じの日本家屋です。
 そこへ向かう途中には、お湯の源泉を
他の場所へ引くようなパイプラインがあって
なんだかしみじみとしました。ある意味温泉の生命線です。

◆◆画像07-04-07i◆◆

道後温泉


◆◆画像07-04-07j◆◆

温泉パイプライン


 着替えも持っていませんでしたが、
せっかくなのでそのまま入浴。
友達の目的地みたいなものなので
飛び込むしかありません。
お風呂はお金を出すごとに
料理つきなどでもてなしがあがりますが、
お風呂だけにしました。
ばばんばばんばんばん気分で汗も流せたし
あったまれたのでよかったです。

 そういえばこういうお風呂も
ひさしぶりだなあ……と思ったのですが
口から出たのは
「おふろなんてひさしぶり」

友達と周りに嫌な視線を感じたので
あわてて付け加えます。
「シャワーだけじゃないのもいいよねえ」
 そういえば北海道で特に温泉は
行ったことがなかったなあと思い出すわたし。
個人的に温泉は好きですが、最近は有名温泉の
犯罪ビデオなんかがあって嫌な感じです。

 出たあとはもうまっくら。
アーケードのようなところで
お菓子やご当地ピンズなどをひやかしつつ
駅まで戻って路面電車へ。


・夜
 道後温泉→(路面電車)→松山市駅→ホテル

 路面電車で松山市駅へ。
松山駅(=まつやまえき)と
松山市駅(=まつやま しえき)とは
別物なので要注意です。ここには
いよてつ高島屋という建物があって、
屋上に観覧車があります。

 おなかもすいたので……というか。
朝ごはん以降、飛行機の中で友達が持っていた
さーたーあんだぎーを食べて以来
なにも食べていなかったようです。
テパート地下でなにか食べようと思いましたが、
すでに閉店済み。

さっぽろのラーメン共和国のような
ラーメンなんとやらはあいていましたが、
特に名物でもないしなあと通り過ぎて
食べ物フロアまで上がります。

 そこで見てみると、
何軒かお店はやっていましたが、
普通のメニューで一つ千円とか。
わざわざ食べるものでもないやと
さらに通り過ぎ、観覧車です。

 ビルの屋上にあるというのがなんとも心もとないですが、
観覧車は好きなので乗ってみます。
中はちょっと涼しかったですが、
さっき見た松山城なども見られてよかったです。

◆◆画像07-04-07k◆◆

観覧車より


◆◆画像07-04-07l◆◆

観覧車より


 そうそう。ちょうど街は桜のころ。
花も開いて春ムードにほんわかしました。
 観覧車を降りた後はどうにもできず、
コンビニでおにぎりでも買って帰ろうと
思ったのですが、友達のすすめで吉野家へ。

 吉野家といえば素人はすっこんでろとか
一触即発で争いがおきそうな雰囲気とかで
今まで入ったことはなかったのですが、
この日初めて入りました。

 ホテルに帰って食べた友達が、
「あったかい……」とつぶやいて。
そりゃ今買って帰ったんだし、
あったかいしょやと軽く笑いながら
わたしも食べたところ、感想は、
「あったかい……」でした。

 ただあったかいだけじゃなくて、
あったかくておいしいとか、ようやくの食べ物だとか。
そんなもろもろの気持ちが混ざった結果の
発語だったことを身を以って経験しました。

 ……松山名物の食べ物?
 それはもちろん吉野家です。
牛丼380円でサラダは90円。

 普通盛りだったらしいですが、
かなりおなか一杯になりました。
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4 コメント

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おお、なつかしい。 (ライス)
2007-04-06 08:43:10
松山は、出張と旅行で2回行きました。
なんか懐かしい。そういえば松山の食事って
印象ないですねぇ。

札幌は仕事ばかりだけど5回くらい行きました。
詳しくはないけど、10年前は朝の大通り公園の雰囲気とかよかったです。

あまねさんはもしかして、人口密度の高いところ
が嫌いなのでは?
(まあ、世の中の大半の人がそうだと思いますが)
返信する
Unknown (あまね)
2007-04-06 23:19:11
人の多いところが嫌いかなあと考えると、
料理番組で語彙のなさそな人が、
「やわらかくておいしい~」と言うように、
「人がいなくて気持ちいい~」と言える気がしました。

でも、トリスタで会った人はわかるかもしれませんが、
わたしは基本おせっかいで、そこらへんで
適当に声をかけちゃうほど人は結構好きです。
ただ、いろいろいやな目にもあってきたせいか、
ひどく苦手なタイプがいます。

周りを気にせずたばこふかしたり、
大声でしゃべりちらしたりとかの、
周りを気にせず、もしくはわかっていながら
毒をまきちらすような人間です。

道義も無く信念も無く、
人を傷つけてもなんとも思わないなんて。
それが正直いらだちますし、それよりなにより……
ただただ、恐ろしいのです。
そばにいたらわたしもからまれるかもしれない、
ひどいことをされるかもしれないと思うと、
そういう人種のそばにいることだけで
恐怖を感じて吐きそうになります。
返信する
Unknown (ライス)
2007-04-07 08:44:32
なるほど。

気遣いのできる人ばかりなら、
大勢いてもいいわけですね。

自分も渋谷は嫌いですが、
そこにいる人の個性とかは
気にしたことがありませんでした。

新宿だろうと、渋谷だろうと単純に
人ゴミが嫌いです。

でも考えてみれば松山がそんなに混むわけないか。
返信する
Unknown (あまね)
2007-04-08 01:27:05
もしくは害のなさそうな人なら平気です。

秋葉原でパーツ屋さんをのぞいている
うさんくさそうな人は結構いますが、
同じくのぞいているわたしも
うさんくさいと思います。

でも目的といえば安くて使える
パソコンパーツを手に入れたい、だったりするので
何考えてるかはわかる気になりますし、
たいてい他人に害を与えて喜ぶ人ではない
気がするので、基本怖くはありません。
電車に乗るときもちゃんと順番を待つ人たちです。

でも松山の人は、電車待ちで並んでいても
電車が着たら列無視でなだれ込もうとしたりするので
ひどく気分を害しました。
まあ、すべての松山人がそうではないのでしょうけど。

あとはアーケードの中をふらふら自転車で走り、
わたしたちにぶつけるように寄ってきては目の前で
笑いながら避けるとか、歩きでそれをやるとか。
本当に嫌な気分でした。

歩きより車のほうが気が楽です。
返信する

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