ネットを見ていたら、外国語の楽土 みたいな言葉をみかけ、
そういえばそんなタイトルの歌があったと思い出しました。
わたしが知ってる外国語のあの世はどんなものだろうと考えてみると、
浮かんできた言葉は『ポクナモシリ』。
本当にそんな言葉だったかと調べてみると、
ポクナ・モシリで、下の国、あの世となるアイヌ語のようです。
そして一緒に出てきたのが、テイネポクナモシリ。
アイヌ語の単語は、意味強化の修飾単語をつけても
単語がさす意味が変わらないことがあります。
たとえば、とある草が『なんたら草』という名前で呼ばれていたとして。
主に葉が役立つ草であれば、『葉のなんたら草』と呼んで、
それが葉を使う草であるとわかりやすくする、というような。
ポクナモシリも、テイネをつけても本体はポクナモシリです。
テイネは湿った、というような意味を強化する修飾のようです。
それを見たら、手稲の火葬場を思い出しました。
前にお葬式後に手稲に行きましたが、
テイネポクナモシリに通じる手稲に、
あの世と関わりの深いフチアペに通じる火葬場があるなんて、
なんだか意味深いものだとしみじみしました。
なお、昔、すこし調べたところによると――と続けようと思いましたが
内容がぶれるので別の日にまわします。