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日焼けしやすい食材、日焼けを防ぐ食材

2024-05-24 12:02:00 | 興味を持ったので調べてみた

毎年5月を過ぎると、日焼けの話になりますが、皆さんはこの時期どうお過ごしでしょうか?


テレビでは、「日焼けしやすくなる食材に注意!」と訴えていました。よくある情報が、「ソラレンを多く含む食材は日焼けする!」です。

どんな理屈なのか、本当なのか、考えてしまったので調べてみました。


ちなみに、日焼けが増す可能性のあるソラレン類の摂取量ですが、Food Chem. Toxicol., 29, 523 (1991)の論文で、「経口摂取した場合、日焼けに影響が出るか出ないかの境は15 mgである」とされています。


また、大正製薬から販売されているオクソラレンという尋常性白斑治療薬の医薬品添付文書情報に、「用量は20 mg」と書かれています。


つまり、ソラレン類は15~20 mg摂取すると日焼けが増すと考えられるのです。


さて、食材でそれほどのソラレンを摂取するには、、、結論は無理です。

なので、安心して飲食して下さい。


皆さんが心配する、日焼けが疑われている食材と、その食材100gあたりのソラレンの含有量を上げていきます。

レモン→15mg

パセリ→1.14~3 mg

グレープフルーツ→2.1mg 

ライム→0.5~0.9mg

グレープフルーツジュース→0.2~1mg

オレンジ・オレンジジュース・いちじくは、微量過ぎて無視して良いです。

キウイフルーツ各種は、実も皮も検出されず。

さらに、検出されない食材です。

ジャガイモ・にんじん・アシタバ・クロレラ・春菊・パクチー・野沢菜・きゅうり・三つ葉・大葉・ブロッコリー・そば粉・すだち・アセロラ・パイナップル


つまり、レモンは30 kg、ライムは1~2 kg、グレープフルーツジュースは1~5リットル、セロリは1.25~4 kg飲食しなければなりません。

大食い大会かよ!って量ですね。


逆に日焼け防止の食材はどういったものがあるのでしょうか?

ビタミンA、C、Eやポリフェノール、αカロテンやリコピンなどを含む食材を摂取すると良いようです。

モロヘイヤ・カボチャ・パプリカ・アセロラジュース・いちご・ブロッコリー・アーモンド・レバー・卵・ゴマ・アサイー・マキベリー・ブルーベリー・ニンジン・オリーブオイル・トマトジュース・スイカなどです。


とはいえ、食品による日焼け促進効果はほとんど無いとしても、日焼けはしますよね。


紫外線は、薄い布は通り過ぎてしまい、皮膚まで届きますので、反射する素材や白い衣服が良いでしょう。

また、目から紫外線が入ってくると、全身のメラニンを増やしてしまう反応が起きますので、紫外線が防止出来るサングラスか、ツバの大きい帽子や、男子でも日傘を使っていきましょう。




戦後、物がない時代は、「陽にあたると体内でビタミンDが生成されるから良い」とされました。

現代は、日焼けによる老化増進や、皮膚癌が心配されています。

また、何事も極端はいけません。

睡眠・運動・バランスの良い食事を心掛けるのも、メラニンを抑えるようですよ。



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