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先進国で日本だけ癌が増えている

2024-05-26 18:29:00 | 興味を持ったので調べてみた

先進国で日本だけが癌は増え続けているらしい。気になったので調べてみた。



日本は先進国であるにもかかわらず、がんが原因で亡くなる人が増え続ける唯一の国。

「欧米では、だいたい毎年5%ずつがん死亡数が減っています。それに比べ、日本では増加が止まりません。1995年の時点では、日本も米国も同程度でしたが、それ以降、差はどんどん開いていっています。」「じつは、がんの死亡数が増え続けているのは、先進国では日本だけなのです。」東京大学医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一氏

癌が増えた要因①高齢化


「他の先進国と比較して、日本では高齢化のスピードがものすごく速い。それが、がん死が増えている一番大きな要因だと言えるでしょう。日本のがん死亡者数は、団塊の世代が80代後半になる2030~2035年くらいまでは、増加し続けると思います。」(大阪大学大学院医学系研究科社会環境医学講座教授・祖父江友孝氏)


言ってみれば、がんは老化現象の一つ。

長生きすればするほど遺伝子に異常が起きる可能性が増えるので、がんになる確率も高くなるというわけです」(北海道大学大学院医学研究科探索病理学講座特任准教授・西原広史氏)


日本での統計(国立がん研究センターがん対策情報センター)を見ても、高齢になるとがんの患者数はぐっと増える。50~54歳でがんを患っている人は約3万3000人。それが60~64歳になると約9万5000人、70~74歳になると約12万2000人となる。

癌が増えた要因② 食生活の変化

「現代の日本人は、自分たちが思っているほど健康的ではありません。食生活の欧米化が進み、肉の摂取量は50年間で約10倍、脂肪分は約3倍にも増えました。逆に野菜や果物の消費量は減り、米国を下回っている。日本人は運動量も少ないし、いまでは多くの米国人のほうが健康的な食生活を送っているとすら言えます。そもそも、日本人のほうが糖尿病になる確率が高い。糖尿病になると、インスリンというホルモンの血中濃度が高まりますが、これにはがん細胞の増殖を促す作用があり、発がんリスクが2割ほど高まることがわかっています。」(前出・中川医師)



1. 熱い飲食物は食道がんのリスクを高めるので、60℃以下に冷まして飲食するようにしましょう。


2.加工肉や赤肉の食べ過ぎに注意しましょう。

3. 魚はさまざまながんの発症リスクを減らす。オメガ3脂肪酸を多く含む青魚などがおすすめ。

4. 1日5皿分以上(350g)の野菜と200gの果物


5. ブロッコリーやキャベツなどアブラナ科の野菜は、がんの予防に効果がある。

6. オリーブオイルは、がんの発症リスクを低下させる。

7. 100%フルーツジュースやその他飲料に含まれる砂糖や果糖の摂り過ぎに要注意。

8. コーヒーは、がんのリスクを低下させる。1日5杯以上飲む人は、肝臓がんのリスクが4分の1に。

産業医科大学医学部第一外科学教室 講師の佐藤典宏先生


一方で、国立国際医療研究センターの研究では、コロナ感染リスクが上がるとの報告もあります。


1日1杯未満と比べると、1日1杯ではリスクの増加は観察されませんでしたが、1日2杯群で48%増加、1日3杯以上で82%の増加が確認されました。研究によると、コーヒーには確かに抗酸化作用・抗炎症作用があるが、過剰に摂取しすぎることで、それに対して生体が炎症を起こし、結果的にウイルス感染への免疫が落ちるのではないかと考えられます。

どちらのリスクを取るか?という事になるのですね。

癌が増えた要因③検診の受診率が驚くほど低い

「たとえば子宮頸がん検診の受診率は、日本では30~40%ですが、米国では84%。検診で見つかるような早期がんは、9割以上が治ります。それが、進行してから見つかれば、がんによって命を落とす人が増えてしまうのは当然のことです。」中川医師はこう指摘する。

癌が増えた要因④日本は、予防医学の後進国

検診をやっている医者は、地位が低く見られる傾向にあります。欧米では検診も医療の一つと考えられ、信頼も高い。日本の医師は患者を『治す』ことにしか関心がない。医者は難しい治療をするのが善で、それが本来の医者の姿だと思っているのです。

癌が増えた要因⑤がんは手術で治すものという先入観

手術と放射線治療の治癒率は同じというデータも出ています。日本での放射線治療の割合は約25%ですが、アメリカでは60%程度。日本は圧倒的に少ないのです」差額ベッド代がないと経営が成り立たないところも多い。身体に負担が少なく、通院治療ができれば患者さんにとってはベストですが、病院も経営のことを考える必要がある。手術をして、入院をしてもらうほうがありがたいのかもしれません。」(中川医師)


患者の視点に立った医療が提供できれば、がんで死ぬ日本人を減らせるはずです」(順天堂大学医学部病理・腫瘍学講座教授・樋野興夫医師)



手術をすると、体力の回復に長時間掛かります。社会復帰も遅れ人生の計画がどんどん遅れて行く事でしょう。確実丁寧に癌が摘出できる以外は、他の治療を検討して、社会と繋がりながら治していく方が良いのではないかと私は思いました。



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