父のこと＿旅立ち

〈前回の木瓜に花に続く〉

ついに父が逝ってしまった
入退院を繰り返し最後は病院にお願いして
退院させてもらい、自宅での最後だった

脊柱管狭窄症やがんとの闘いで痛みに苦しんできた
今は痛みから解放されてゆっくり眠っていると思う
特に最後は体が動かなくなり大変だった
医療の進歩による長寿社会なんていうけれど
家庭によっていろいろあるからね
家族も長い間、介護に頑張ってきてやっと解放された

父の介護をしながら
自分の最後ってどうなるんだろう…と考えさせられた
今まではあまり深く考えたことなかった
若いころは自分の命はいつまでも続くと思ってた
でもいつかはみんなこの日が来るんだね

父のことを思い出していろいろ書いたけど
自分も体のあちこちが壊れてきた
今年は3回入院し、癌の手術も経験した
人生の終末、自分の最後を自分で選べないよね
家族の世話になりたくないし…やだな～
「終活」なんて言葉も身近に感じた

まあこれからは少し身軽になったので
好きなことだけを楽しんでいくよ