無花果
2011-10-06 | 日記
無花果~イチジクと読める人は少ないだろう。
イチジクがどんなものであるか知らない人もいるかもしれない。
しかしそのルーツは6000年前には栽培されていたという。古代エジプトの壁画にも
ブドウとともに描かれているし、旧約聖書にも数多く登場する歴史ある果物だということだ。
そういえば、エデンの園で禁断の果物を食べたアダムとイヴは自分たちが裸であることに気づいて
「イチジクの葉」で身を隠した話は知っている。
ヨーロッパからペルシャ、中国へ伝わり、日本には江戸時代に中国から長崎に運ばれた。
昨日、愛知県の知人からイチジクが一箱送られてきた。
知人宅は、ミカンをはじめブドウなどの果物を栽培出荷している。
イチジクは、クワ科のイチジク属の落葉樹で原産地はアラビア南部とされる。
「無花果」と書くのは花を咲かせずに実をつけるように見えることからこう書くのだそうだが、
実際は花は実の中にあって、私たちは花も食べてしまっているようだ。
イチジクは「不老長寿の果物」とも呼ばれる。
実はカリウムを多く含んでいる。カリウムは血圧を下げる効果があって、高血圧や動脈硬化
などの防止に役立つということだ。
こんな有り難いイチジクの実をいただくことにする。独特の食感にうなずいてしまう。